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【悲報】ウンチだらけ! 最高峰エベレストはウンチだらけであります!! ネパール政府「8キロ分の排泄物を持って下りてください」
世界最高峰エベレスト。登ったことがなくても、写真や映像なんかで高く白い姿を目にしては、その美しさと気高さに見惚れたことがある人も多いだろう。
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だが、しかし! エベレストを近くで見ると、もしかしたら茶色いかもしれない……というのも、なんとエベレストはウンチだらけなのだとか。もう一度言う。エベレストは、ウンチだらけなのである! しかしこれは笑い事ではなく、このままではエベレストの環境が破壊され、感染病だってまん延しかねない事態なのだ。
・「ウンチ問題」をネパール山岳協会が正式に発表
標高約8850メートルにして、世界一高い山であるエベレストには、世界中から登山家たちが挑戦しにやってくる。「シェルパ」と呼ばれるガイドも含めて、ワンシーズンに登頂を試みる人は700人以上にもなるのだとか。たくさん人が来れば、たくさんの汚物が出るのも道理。しかも高い高いエベレストは、登頂してから下りてくるまで約2カ月かかると言われている。
ということで、登山者たちは道すがら用を足さなければならないのだが、現在、エベレストに残された排泄物の量が多すぎて問題になっていると、この度ネパール山岳協会が発表した。汚物が溜まれば不潔になり、感染病などがまん延してしまう……。これは何とかしなければ!
・エベレストの環境を守るため
臭いものにはフタを……というわけではないだろうが、これまでこの問題は何の対策も立てられずに放置されてきた。しかし「これ以上は限界!」と山岳協会が悲鳴を上げ、エベレストの環境を守るためにも、適切に汚物が処理されるように国が登山者たちを指導すべきだということが明らかにされた。
・年々堆積される汚物
BBC によると、資材類を蓄えておく固定基地「ベースキャンプ」には、トイレ用ドラム缶が設置されており、汚物はそこに溜められる。そして下山する際に持ち帰り、適切に処理されるという。しかしベースキャンプを離れて登山を行う際に運ばれる荷物の中に、トイレは入っていない。
ではどうやって、山中でウンチをするのだろう? あるシェルパの男性によれば、通常は雪の中に穴を掘って、用を足すという方法が取られているのだとか。中には、旅行用トイレットバッグを携帯する登山者もいるようだが、ベースキャンプと山頂の間に位置する複数のキャンプでは、年々汚物が溜まっていく一方だという。
・ウンチを持ち帰りなさい
そんな「ウンチ問題」をなんとかすべく、様々な解決案を考えているネパール政府。まだ決定的な打開策は見つかっていないようだが、ベースキャンプに戻ってくる際に、登山者は1人当たり8キロのウンチを持ち帰らなければならないというルールが適用されるようだ。
この8キロというのは、専門家が算出した「1人の人間のエベレスト登山中の平均排便量」なのだとか。そしてウンチを持ち帰らなかった人には、罰金約4000ドル(約48万円)が課せられる可能性もあるという。
生きている限り、関係を断ち切ることのできない排泄物。やはりキレイなエベレストであってほしいので、ウンチ問題がスムーズに解決されることを願う。ちなみにエベレストの登山期は、毎年だいたい3月から5月だ。
参照元:BBC、YouTube、The Guardian (英語)
執筆:小千谷サチ