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【海外発!Breaking News】中国で増える若者の衝動的な自殺。20歳女性は「誕生日を忘れられたのが悔しくて」。
「この子は唯一無二の宝物」と言われながら育ったにもかかわらず、自殺により命を絶ってしまう若者がとても多い最近の中国。しかもほんの気まぐれから自殺を図ろうとするケースが増え、親をひどく落胆させてしまうという。このほど広東省では…。
「誕生日だっていうのに誰からも“おめでとう”の一言がないの。みんな、私のことなんてどうでもいいと思っているに決まっているわ。」
広東省東莞市で17日午後、こんな悲観的な思い込みの中で自宅のあるマンションの19階から飛び降りんばかりの体勢をとっていたのは、20歳になったばかりのジンさんという女性。泣きながら延々と周囲への恨み節を嘆いていたが、通報を受けて駆けつけた警察官によりやっとのことで建物の内部へと引っ張り上げられた。
まずはちょっとした軽食と水を差し出し、穏やかな会話を試みた警察官ら。それまで感情的であったジンさんも少しずつ落ち着きを取り戻していったが、彼らが説得に要したのはなんと4時間。救助のためとはいえ、本人が「飛び降りない。建物の内部に戻る」と気持ちを固めるまで、こういう状況で無理な接近を試みるのは禁物だそうだ。
世界保健機関(WHO)がデータで示しているように、近年の中国では自殺を図って死亡する者が年間約25万人、未遂に終わった件数が約200万件にも上るという。国全体の死因の第5位が自殺で、最も多い年齢別は15~34歳。高齢者では病気を苦にしてという理由が比較的多い中、若者では短絡的で衝動的な例が目立つようだ。そのため各地方自治体ごとに無料相談のホットラインが次々と開設されており、「ひとりで悩まずに相談を」と広く呼びかけられている。
※ 画像はnews.qq.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)