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「ラッスンゴレライ」8.6秒バズーカー、多忙で44時間以上眠れず。南キャン・山里「今は稼いでも吉本に搾取される」
「ラッスンゴレライ」で大ブレイク中のお笑いコンビ・8.6秒バズーカー。2015年早々に大ブレイクした彼らは現在、一日で10~20件の仕事をこなしているという。移動時間も考えると睡眠時間さえも満足に確保できず、休日もほとんど無いという忙しさ。また芸歴1年未満にして、初のDVDが3月18日に発売されることが決定。これによりDVDをPRする仕事が増えるので、さらに多忙になることは間違いないのだ。
この日、別の仕事でTBSを訪れていた8.6秒バズーカーは予定には無かったが、2月25日深夜放送の『水曜JUNK 山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ)に急遽出演することになった。彼らから“このラジオ番組の後にも打ち合わせが1本入っている”と聞かされ、「えー!」と驚くパーソナリティの山里亮太(南海キャンディーズ)。この時8.6秒バズーカーは、44時間も寝ていなかったのだ。
南海キャンディーズもM-1グランプリ2004年大会で決勝進出果たし第2位となってから、しばらく多忙な日々が続いていたという。当時は今の8.6秒バズーカーほどでは無いがやはり休みはほとんど無く、睡眠時間は移動中に仮眠を取るくらい。そのため番組スタッフから新しいネタの披露を求められても、考える時間が無かった。やむなく「できません」と断ると、“天狗になっている”と言いふらされてしまう。だから“どの打ち合わせをしたのか、わからなくなる”とこぼす、8.6秒バズーカーの現況を山里は痛いほど理解できるのだ。また心身がキツいだけでなく、経済的にも今が一番苦しいらしい。
昨年までお笑いで入るギャラは数千円だったという8.6秒バズーカーの2人は当然、バイトなどで生活費を稼いでいたはずだ。しかし2015年に入ってからの大ブレイクでバイトはできないのに、お笑いで得られる給料は直近2か月連続で一桁(10万未満)だった。「(吉本に)搾取されてる時期だもんね、今」としみじみと語る山里に、「夢もへったくれも無いです」と声を荒げる2人。ギャラに反映されるのは、実際に仕事をしてから2か月遅れ―と先輩の吉本芸人らがよく話しているので、8.6秒バズーカーももう少し辛抱しなければならないであろう。
今はネットの動画で何度もネタを見ることができるのでブレイクしても、お笑い芸人の旬は昔と比べて非常に短くなっている―と言われている。そのため今が稼ぎ時とばかり、8.6秒バズーカーのスケジュールもぎゅうぎゅうに詰め込まれているのだろうか。ラジオから聞こえてくる声はかすれ気味でゴホゴホと咳き込む場面もあり、相当疲れているのが伝わってきた。だが、これからが踏ん張りどころである。
(TechinsightJapan編集部 みやび)