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『○○妻』『相棒』、最終回にドラマファン憤怒! 後味悪い「イヤドラ」増加に関係者は?
1月スタートのドラマがほぼ最終回を迎えつつある中、一部の作品に対して多くの批判の声が沸いている。以下に挙げるドラマの最終回を見ていない方は、ネタバレ覚悟でお読みいただきたい。
『まっしろ』『SPEC』プロデューサー、炎上Twitter連発で「業界内では要注意人物」?
「人気刑事ドラマ『相棒』(テレビ朝日系)は先日、まさかの『相棒が犯人』オチでSeason13が終わりました。杉下右京(水谷豊)と3年間コンビを組んできたのは、甲斐享(成宮寛貴)という、杉下が自らスカウトして特命係に招き入れた人物。しかし、この甲斐の正体が、法の目をかいくぐり、実社会に戻った凶悪犯をのちに制裁していた『ダークナイト』だった、というものです。ドラマには伏線があって然るべきですが、これまでの放送には、甲斐がそういった犯罪に手を染めていると思しきくだりは一切描かれていません。これは、明らかに彼を追い出すためだけに作られた最悪の最終回です」(ドラマファン)
ちなみに、この最終回の平均視聴率は20.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。及川光博が卒業した2時間スペシャルで記録した20.5%と比べると遜色ない数字だが、視聴率以上に失ったものは大きかったようだ。
「後味が最悪で、読んだ後にイヤな気分になる作品であることから、湊かなえのミステリー小説は『イヤミス』ともいわれています。しかし、湊のイヤミスは緻密な構成の上に成り立つ手法であり、つまり最終回だけ、奈落の底に突き落とす『相棒』のようなドラマを『イヤドラ』とは命名しがたい」(テレビ局関係者)
同じように、その結末に疑問の声が多かったのが『〇〇妻』(日本テレビ系)。こちらの最終回は、ヒロインが死亡するという「死にオチ」だった。
「東山紀之演じるニュースキャスター・久保田正純に忠実に仕えてきた、柴咲コウ演じる妻・ひかり。しかし実は2人は正式には籍を入れていない赤の他人でした。つまり単に同棲していただけです。正純が結婚しようとしてもひかりが受け入れなかった理由は、かつて、自分の子どもを死なせてしまった過去が明るみになると正純に迷惑がかかると、考えた末でした。しかし正純がキャスターの座を降り、晴れて夫婦となった途端、街で不良グループに絡まれた正純を助けようとしたひかりが逆に襲われ、そのまま帰らぬ人となってしまったのです」(ドラマファン)
本当は夫婦になりたいという思いがありながらも、自らの生きる“希望”でもあった正純の仕事に影響を及ぼしたくないため、「家政婦」を貫いてきたひかり。「そんな女性の悲運を描く作品の締めくくり方としては、『死』というエンディングは必然的でもあり、また考えられた選択肢の1つではありました」(前出・テレビ局関係者)というが、遊川和彦という『家政婦のミタ』(同)『純と愛』(NHK)の名脚本家の作品に期待していたドラマファンからすると、その強引なラストへの落胆ぶりは計り知れないものがあったようだ。
「『家政婦のミタ』がヒットした後、『純と愛』のプロデューサーは2年越しで脚本を遊川氏に依頼していました。そこで遊川氏は、『これまでの連続テレビ小説っぽくないもの』『演出家や役者にもロを出す』と提案、それが了承されたのです。しかし結局、半年間の平均視聴率は17.1%と、最近20%超えが続く朝ドラにしては低調な数字に終わりました。今回の『〇〇妻』も、『あの「ミタ」を書いた』という遊川ブランドにぶら下がった制作陣の失態と言えるでしょう。最終回は14.7%という、これまた期待を下回るものでしたし。日テレ社内では当初、『どのくらい、いくかな』『ミタまではいかないだろう』などとウワサされていましたが、意外な低調ぶりに話題にものぼらなくなっていました」(業界関係者)
『純と愛』のラストは、風間俊介演じる待田愛(まちだ・いとし)が、脳腫瘍の昏睡状態から目覚めることなく終わり、視聴者をモヤモヤさせた。
「遊川氏の腹としては、ハッピーエンドであってたまるか、という、今までの『めでたしめでたし』な終わり方に自ら辟易しているとも考えられるし、現実社会のほうがもっとつらいことがある中、ドラマだけそんな幸せな終わり方であってはならないという解釈なのでしょうが、やはり視聴者は、運命の荒波にもまれながらも、『ハッピーエンド』を望んでいます」(前出テレビ局関係者)
奇しくも、悲劇的なエンディングで幕を閉じた作品が連続した今期ドラマ。作り手自らがドラマの“永遠不変のテーマ”を放棄しているとすれば、これからのドラマはどこに向かっていくのだろうか?