たかみな、最後の総選挙は1位を狙う！誕生日の初ソロライヴで宣言

　

AKB48グループ総監督のたかみなこと高橋みなみが8日、ZeppTokyoで初のソロコンサート『高橋みなみ 未来への決起集会～すべてのことの前夜祭～』を開催。2600人のファンの前で“歌手・高橋みなみ”をアピールした。

西川貴教と共演した高橋みなみ

この日は高橋の24歳の誕生日。開演前の囲み取材では「今までにない緊張感」と話していたが、1曲目のソロデビューシングル「Jane Doe」(2013年)から大歓声に迎えられた高橋は堂々と“ひとり”だけのステージに登場した。ソロデビューから約2年、念願のソロライヴを実現させ「うれしい！2年越し、待ってましたというレベルじゃない、超待ってました」と喜びを爆発させ、ファンからの熱い声援に何度も感極まっていた。

この日はバンドを従え、オリジナル曲の他に、AKB48や前田敦子、指原莉乃のカバー曲を披露し、イントロが流れるたびに客席から歓声が沸き起こった。また自身が好きな中森明菜の「少女A」、相川七瀬の「夢見る少女じゃいられない」なども披露した。T.M.Revolutionの「HOT LIMIT」を披露した際には、西川貴教が登場。大歓声が飛び交う中、西川が曲の後半を歌い、盛り上げた。

また、待望のソロ2ndシングルが完成したことを報告。手掛けたのはこの日歌った「夢見る少女じゃいられない」他の作曲家で、高橋も大ファンの織田哲郎。作詞・秋元康という黄金コンビの手によって作られた「孤独は傷つかない」(発売日未定)を披露した。3～4日前に詞が完成したといい、歌う前はしきりに緊張すると不安げだったが、歌い終わると「間違えなかったぜ。こんなカッコいいロックな曲でうれしい！」と叫んでいた。

彼女は「私はロックというか、かっこいい曲が好き。アーティストとしてかっこいい楽曲、メッセージ性のあるものを伝えていきたい。アーティストとして武道館に立ちたい」という目標を掲げていて、そういう通り「孤独は～」は疾走感があるギターサウンドとキャッチーなメロディが印象的で、高橋の“ロック魂”がそのまま表れた作品。

今年12月でAKB48を卒業すると発表している彼女は、そのことについても言及。「最後の1年はあっという間と思いながら、一歩一歩色々なことが最後と思っている」と語った。そして、6月6日に福岡ヤフオクドームで行われる『第7回AKB48選抜総選挙』については、出場すること自体に悩んだという。しかし、最後だから一メンバーとして迷いなく参加しようと思えたという決意を語り「最後だからさ、総監督とか関係ないよね。どんな順位でもうれしいけど、今年はみんなと一緒に1位を取りたい」と、順位についてその胸の内を初めて語った。この高橋のメッセージにもちろん会場内は最高潮の盛り上がりを見せた。

AKB48でのラストイヤーである今年を目一杯走り抜き、卒業後はソロ歌手の道を突き進むんだという、高橋みなみの改めての決意表明ライヴだった。