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企業ブランディングに成功する経営者は何が違うのか ホスト社長の経営学
経営において「ブランディング」は欠かせない要素です。企業についてどんなイメージを持ってもらうのか、良い印象を残すためには何をすればいいのか、これらの戦略がなければ組織として伸び悩んでしまうでしょう。
ブランディングがうまくいっている企業は共通点があります。まず経営者のビジョンがしっかりしていること。コロコロ変わることなく「どうありたいか」の軸が定まっています。もう1つは、そのビジョンが従業員に浸透していること。経営者が一人で突っ走るのではなく、新しい従業員までしっかりと何のためにその企業があるのかを理解し、そのために意欲を持って働いています。隅々まで意思が統一されているので企業のカラーやブランドができ、お客様にも伝わるのです。
ビジョンの浸透には皆さん苦労されているようですが、そこで強制的に「わからせよう」としては逆効果になってしまいます。
大切なのは「従業員の目的と企業のビジョンは一致している」と理解してもらうことです。どちらかを無理に動かして変えるのではありません。どちらも生かしながら、すでにある共通項を探して個人の目的や使命と企業のビジョン、理念をヒモづけするのです。「このビジョン、理念に沿えば求めていることが実現できる」と理解できれば、人は常に高いモチベーションを維持しながら動く事が出来ます。経営者は、従業員が安心してビジョンに向かえる意識づけをするべきなのです。
そしてこのとき必要なのは社内におけるコミュニケーションです。従業員に何かを押しつけるのではなくまず相手の考え方を受け入れ、目的目標が何かを理解した上で企業のビジョンや理念を伝えます。
人は一方通行に考えを押し付けられるのではなく自分の考えに対してリンクした時に企業の目指すビジョンや理念により共感、共鳴するのです。企業に対してより共感、共鳴する従業員が増えれば組織はどんどん強く大きくなるでしょう。その先で仲間と一緒にビジョンを現実化すれば組織が強くなるだけでなく、お客様に一定のブランドを印象づけられます。
私たちのグループは上記の考え方をもとにホストとしてのテクニックだけではなく経営者としての人材育成カリキュラムも確立しました。誰もがブレずに同じ目的を持ち、それを楽しみながら働き成長できる環境が実現できています。
■冬月翔(ふゆつき・しょう) 1984年1月9日生まれ。2012年に歌舞伎町にホストクラブを3店舗同時にオープンし話題に。飲食店や美容業など20数店舗を展開するグループを経営。さまざまな企業にアドバイスをすることも多く“コンサルホスト”とも呼ばれている。