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前田真宏監督が語る「日本アニメ(ーター)見本市とアニメの可能性」前編:『西荻窪駅徒歩20分2LDK敷礼2ヶ月ペット不可』
日本のアニメ・映像の可能性を新たに目指す場として、2014年11月より「日本アニメ(ーター)見本市」が始まっている。スタジオカラーとドワンゴが協力して、いま注目されるクリエイターが次々に短編映像シリーズを制作、ネット上で発表している。
その第6話『西荻窪駅徒歩20分2LDK敷礼2ヶ月ペット不可』は、『青の6号』や『巌窟王』の監督などで映像表現に革新を与え続けてきた前田真宏氏が監督、そして原案とキャラクターデザインは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の総作画監督など数々の傑作に参加する本田雄氏が手がける。ふたりのトップクリエイターが本作で目指したものは何だったのか。
今回、監督を務めた前田真宏氏に、『西荻窪駅徒歩20分2LDK敷礼2ヶ月ペット不可』の企画や制作について伺った。さらに前田氏が考える「アニメ」「アニメの今後」についてもお話をいただいた。
[構成・執筆=数土直志]
日本アニメ(ーター)見本市
http://animatorexpo.com/
第6話 『西荻窪駅徒歩20分2LDK敷礼2ヶ月ペット不可』
監督: 前田真宏
原案・キャラクターデザイン: 本田雄
http://animatorexpo.com/nishiogikubo/
■ 女の子が“ゴキブリ”に!アイディアはどこから?
――前田監督の作品で自由に作れる短編企画となると、当初のイメージですとSFっぽいもの、あるいは『ジーニアス・パーティー』のようなファンタジックなものが出てくるかなと勝手に思っておりました。 それがタイトルは『西荻窪駅徒歩20分2LDK敷礼2ヶ月ペット不可』、ストーリーも日常的な視点が盛り込まれた作品で少し驚かされました。今回のテーマは以前から用意されていたのですか?
前田真宏監督(以下前田)
そうではないですね。題材の柔らかさは原案の本田(雄)君のものです。日本アニメ(ーター)見本市の企画が立ち上がり、何かやらないかと言われてからです。本田君が「80年代の少女マンガっぽいのがやりたい」と話して、そこからです。それが題材の柔らかさに直結しています。
――前田監督と本田雄さん、大物2人のチームですが、これはどのように決まったのですか。
前田
僕は常日頃から本田君にリスペクトがあって、「一緒に仕事しようよ」と言っていたのです。けれど、必ずタイミングが合わないんです。(笑)
僕の長編デビュー作『青の6号』で、作画監督をがっつりやってもらった時だけなんです。…