仕事で役立つ人気ビジネスアプリおすすめ!
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
吉田羊、新境地の母親役でデキる女イメージから脱却「新しい考え方をくれた」
涼やかな美貌を活かした役どころから、バラエティ番組の進行、トーク番組の語りまで、多彩に活躍中の女優・吉田羊。出世作『HERO』(フジテレビ系)からの頭のキレる女、デキるキャリアウーマン的なイメージの強い吉田が、最新作『ビリギャル』では愛のかたまりのような母親役に臨んだ。新境地の役どころで新たな顔を見せた吉田に、役のよりどころになった“愛”について聞いた。
【写真】母親役の吉田羊と娘役の有村架純の心温まる2ショット
『ビリギャル』で吉田が演じたのは、「ダメ親」と呼ばれながらも受験を控えたギャル女子高生を支え続ける、愛にあふれた母親役。見た目も雰囲気も“デキる女感”を放っている吉田だが、今作の話を受けて「この役が私に来たのは運命だ!」と思ったという。
「小さいころからずっと、人を愛することや信じることの難しさを痛感してきました。実践できていない自覚があるからこそ、人に優しくありたいという思いで、いつも生きているというのか(笑)。今回のああちゃん(役)は、それを見事に体現した、愛のかたまりみたいな人です。“この役が私に来たのは運命だ!”と、まず思いましたね。ああちゃんを演じることで、愛について、私が常々疑問に思っていることや、できないと思ってきたことへのヒントをもらえるかも知れないって」
「吉田羊ならば、早口でたたみかけるように先生に詰め寄る、見たまんまの“モンスター・ペアレント”なんだろうけど」と笑いながら、外見も中身もそれとはまったく異なる、一見弱々しいが根性のある母親を自然体で演じた吉田。馬場検事(『HERO』)とは180度違う、新鮮な魅力を放った母親という役どころのおもしろさを聞いてみると。
「“この子のためなら、死んでもいい”と思えることは、自分が女性として生まれてきたからなんだろうと思うんですね。私には妊娠も、出産や子育ての経験もありませんが、それにも関わらず、そういう役が来ると、何となく子宮がうずくんです。命を育むという女性独特の感覚を、本能的に体が知っているんだなと思いました。やっぱり母親って、女性にしかできない唯一の役だと思うので、そこが母親役の醍醐味かなって」
そんな今作に参加したことで、前述の“愛について疑問に思っていたこと”の答えのひとつは見つかったようだ。
「今回、ああちゃんの役をやって気づいたことは、女性はとくに、愛されないと幸せになれないなんて言われますけど、いや、愛している方が幸せだなって(笑)。こんなに愛おしい人がいる、それだけで幸せなんだなって。その人が笑ってくれる、生きていてくれる、それだけで私は幸せだって、ああちゃんをやっていて思えたんですね。それが愛に対する理解が深まったのかどうかはわからないですけど、愛に対してこれまで自分が思っていたこととは違う、ひとつの新しい考え方をくれた感じですね」
『愛を積むひと』(6月20日公開)では、今作とはまた違った、エモーショナルな母親の愛を体現している吉田。男と女の愛の謎に迫るような、しっぽりとした大人の女性も、今後演じてもらいたいところだ。
「今回のああちゃんも、絶対やりたいと思いながらも、実は難しそうだなと思っていました。でも、難しい役ほど挑戦していかないと成長していかないので、そういう役にこそ、チャレンジしていきたい気持ちはあります。私に恋愛ものをやらせてくれる奇特な方がいらっしゃれば、ぜひがんばりたいと思います(笑)」