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店舗ブランディングは現場に任せるとうまくいく ホスト社長の経営学
ホストクラブの経営では増えていく店舗のブランディングも重要です。このとき新店舗は、グループの理念、価値観に沿っている、しかし他とは違う個性を備えている、という二つの条件をクリアしなければいけません。
しかし、トップが頭ごなしに「こういう店にしろ」と言っても中々実現するのは難しいでしょう。当然、現場で働く責任者である代表(一般的な店長に近い)が納得し、理解し、共鳴していく事が現場であるお店においては1番大事なのです。そこで、私たちのグループでは新代表ヒアリングを十分に行っています。
ヒアリングでは、これからどんな店を作りたいのか、そこで会社として何を達成してもらいたいか、個人として何を達成したいのか、代表個人の夢や希望を含めて聞きます。同時にどんな働き方だと代表が一番輝くのかを考えます。夢や希望を聞くのは、理念と重なる部分を見つけ出して個人と企業の目標を共通にするためです。働き方を見直すのは人によって店の任せ方が変わるからです。
代表の中にも、前面に出てリーダーシップを取るのがうまい人、周りを輝かせるのがうまい人、それぞれタイプがあります。タイプに合った店づくりを一緒に考え、個人・店舗・企業に共通した目標を意識させる。そうすれば店長のモチベーションを常に上昇させる事ができ新店舗の原動力となります。
オープン後、店長の現場でのミッションの1つは働く従業員たちを輝かせることです。言い換えると、彼らの個人ブランディングを成功させ、能力値を上げて、「良いホストがいる店、勢いがある店、個性がある店」などの店舗ブランドを確立させること。ヒアリングで納得し、理念やビジョンに共鳴できていれば、店長は目標を意識しながらおのずと店舗ブランドを固めていきます。トップがすべて決めるのではなく、現場力、人間力を高めながら権限委譲していく事が大切なのです。
こういった店舗は個人の能力値も高いので安定した業績を上げていきます。
■冬月翔(ふゆつき・しょう) 1984年1月9日生まれ。2012年に歌舞伎町にホストクラブを3店舗同時にオープンし話題に。飲食店や美容業など20数店舗を展開するグループを経営。さまざまな企業にアドバイスをすることも多く“コンサルホスト”とも呼ばれている。