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後編:医療系まんが7選ざっくりレビュー
>>>前編より
まだまだある医療まんが
「ブラックジャックによろしく」
医療現場に夢と希望を持って飛び込んだ新人医師の斉藤英二郎。しかし、そこで目の当たりにした光景は、患者の気持ちを考えていない医師ばかり。そんな葛藤を抱えながら成長していく……という話。ご想像の通り、主人公は偽善者&純粋まっすぐ君。手塚治虫の『ブラックジャック』は、偽善を排除した漫画だったのだが。ちなみに作者の佐藤秀峰は、講談社やフジテレビとのトラブルでも有名。現在は2次利用フリー化でタダで読める。
「医龍~TEAM Medical Dragon~」
坂口憲二主演でドラマ化もされた、青年誌掲載の医療漫画。廃業して隠居していた天才医師が、慕う者たちから説得され現役復帰。大学病院の権力構造と戦いながら、次々と難しい手術を成功させていく。例えるならば『踊る大走査線』の医者バージョンといった感じ。リアリティーが必要なのにリアリティーがない医療系漫画において、この「医龍」ではそこが死守されている。主人公をはじめ、登場人物は性格の悪い人が多いので、きれいごと連発でうんざりさせられることもない。全25巻。
「Dr.コトー診療所」
孤島に赴任した村医者と島民の、医療行為を通じた心の交流を描いた、ともすればキレイゴトとも捉えられる漫画。漫画では主人公の五島健助医師は島民に受け入れられていくが、実際はそんなことはない。秋田県上阿仁村(かみこあにむら)に赴任した医師が村民のイビリによって次々と辞めていったニュースは記憶に新しいし、大きな怪我や病気が起こった場合は、ヘリで大病院に搬送される。過疎医療の問題点などの描写があれば、まだ作品として成立するがそれもない。やや安っぽく見えることもあるストーリーで感動できる人向け。
「おたんこナース」
医療系漫画はシリアスでなくてはならない、という常識を打ち破ったのがこの「おたんこナース」だ。看護師を主人公とした漫画で、思わずニヤリとしてしまう医療あるあるネタが満載。そのため、たまに描かれるシリアスな話が、よりいっそう際立っている。原作者が元看護師でありながら、さらに綿密に取材をしていたため、医療関係者からも評判が良かったという。看護師は白衣の天使という時代に、看護師の赤裸々な姿を描いたことも評価を高めている。全6巻と短めなのも良い。
こうして改めて読んでみると、医療現場の現実と違ってくることもある。…