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ネット住民が大好きな「節子…それ●●やない」ネタ5つ
「節子、それ●●やない! ●●や!」という表現を見たことはありませんか?
“節子”は神出鬼没です。時と場を選ばず、ネットのあちこちに出現します。ときにはあなたの彼氏のブログにも。では、その“節子”の正体、ご存知ですか?
「節子ってどこの女よ!?」なんてケンカが始まる前に、説明しましょう。
この節子、もちろん『火垂るの墓』の節子です。節子の兄である清太が、空腹のあまりドロップの代わりにおはじきを口にする妹を、そっとたしなめるシーンが元ネタになっています。
そのまま当てはめると「節子、それドロップやない。おはじきや。」になり、とても悲しいお話です。
しかしながら、このセリフはとっても使い勝手がいいのです。ネットでのやりとりにおいて、日々まさかのタイミングで“節子”が投入されています。彼氏の浮気ではないので安心してかまいません。
これから、そんな“節子”ネタを、5つのパターンに分けてご紹介しましょう。
スタジオジブリ製作『火垂るの墓』が公開されてから20年近い時間が経ちましたが、ネットが大好きな男子は今もなお節子にメロメロです。そんな様子を、どうぞごらんください。
■1:ひたすら間違える節子
「節子…“いばらぎ”やない、“いばらき”や。」
これを間違えたとたんに、茨城県民は妙な地元愛を発揮します。節子さん、気をつけてくださいね。
「節子!それ現実やない!二次元や! 」
これを間違えると人は社会性を失います。気をつけましょう。
「節子wwwww何やってんねんwwwそれドロップちゃうでwwwww
節子“ほんまやwwwwwwおはじきやないかwwwww”」
とうとう節子さんも、事の真相に気がついたようです。
■2:混乱する清太
「ヌンチャク…あ、ヌンチャクやない、節子や、節子…それ、ドロップやない、オハジキや 」
清太くん、だいぶ混乱していますね。
「節子……あれ?節子や無い!?」
あれ? 節子さんじゃないんですか? ではいったい……誰!?
「小杉“いや、それドロップとちゃいますやん!!
無理です!オハジキはあきまへんて!”」
この特徴的なトークは、もしかして? あらためて考えてみると、確かにお笑い芸人の罰ゲームみたいな話ですが。
■3:他にも元ネタがあるものも
「節子…ドロップとは違うのだよ、ドロップとは!!!」
元ネタは『機動戦士ガンダム』の、「ザクとは違うのだよ!ザクとは!」かと思われます。
「節子……どいてそいつ殺せない!」
元ネタは「お兄ちゃんどいて!そいつ殺せない!」ですが、これについては複雑なので説明を省きます。お好きなかたはどうぞ。
■4:アクティブな節子
「節子…それドロップやない…チェンジアップや!!!」
なによりも語呂がいい。タイミングを外された節子はこの投手を打ち崩すことができるのか!?
「節子“そんなもん、お見通しや”
そういって節子はバットを思い切り振りぬいた。
伝説の 始まりだった。」
打った! 節子が打った! 打球は三遊間を抜けレフト前ヒットになったようです。
■5:ハードボイルドな節子
「節子!!それドロップやない!!ハジキや!!!」
“ハジキ”はピストルのことですね。ドロップと間違えてピストルを手にしてしまった節子は、一体どうなってしまうのでしょう。
「節子!!それドロップやない!!オジキや!!!」
なんと、狙いは“叔父貴(おじき)”だったようです。あんなにつぶらな瞳の節子がヒットマンだったら、ちょっと抵抗できそうにないですね。
こんなバージョンもあります。
「節子…それ、ドロップやない、オハジキや
“知ってる”節子はそう呟くと、銃口を清太の胸へ向けた。
その表情は、“この距離ならば外さない”そういっているように見えた。
“どうして”
“どうして?”下らない質問に苦笑する。
元々自分の兄はあまり頭がよくないことは節子自身よく知っていたが、ここまで愚かだったとは。
“誰のせいでこうなったと思ってるんや”
“――それは”
“あんたのせいや”清太の言葉を遮って断言した。
“あんた以外誰がおるん”」
「ターン(銃声)! 清太アアア!」と続きそうなほど、ハードボイルドな節子でした。それにしても清太、ひどい言われようです。
いかがでしたか? みんな“節子”のことが大好きなんですね。これからは、誰かがなにかを間違えそうになったとき、この記事のように注意してあげてください。
それにしても、天国の節子はどんな思いでこんな僕たちをを眺めているのでしょうか。