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松本笑いのスタンス「専門店貫く」 自己評価の基準は「視聴率でない」

松本笑いのスタンス「専門店貫く」 自己評価の基準は「視聴率でない」

 

 ダウンタウンの松本人志が15日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)で、本業の「お笑い」でのスタンスについて語った。

 番組で視聴率の話題が出た後、自身の番組の評価として視聴率を気にするか、と問われた松本は「はっきり言いますけど視聴率ではないです」と明言した。

 その理由は「(自分の番組、コンテンツが)専門店みたいになってるから。お笑いの特別な人しかみないんでしょ、みたいになってるから」。世間一般と比べて特別にお笑いに興味がある人向けに、ダウンタウンや松本の作品がつくられている、という解釈が定着してしまった、と分析した。

 ダウンタウンが手がけた純粋なコント番組というと91年から97年にかけて放送された「ダウンタウンのごっつええ感じ」(フジテレビ系)が思い出される。全国的な人気を誇り、高視聴率を誇った。また、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」(日本テレビ系)で披露していた浜田とのフリートークは、即興漫才のような位置づけでもあった。

 だが、最近は2010年に単発で、11年から12年にかけて月1回のレギュラーで「松本人志のコントMHK」(NHK)を放送した以外は、本格的なコントをテレビで披露していない。また、「ガキの使い-」でのフリートークも行われなくなった。

 作り込んだコント番組自体が、テレビ業界全体でほとんどなくなった。松本は「いまさら変えられないよね。しょうがないかなと思うから、専門店を貫くしかない」とあきらめにも似たコメントをしていた。

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