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田中聖、バンドで世界目指す「夢を与えてあげられたら」
田中聖が所属する4人組バンドのINKTが、2ndミニアルバム『サイサリス』を4月25日に発売。昨年11月にデビューアルバムを発売して以来、東京と大阪でライブを行うなど精力的に活動を続けているINKTのボーカル・KOKIとギターでリーダー・KeiがORICON STYLEのインタビューに応じた。元HIGH and MIGHTY COLORのメンバー、数々のアーティストのライブやレコーディングに参加してきたメンバー、5人それぞれ多方面で活躍してきた彼らのバンド結成に至った経緯や音楽性について話を聞いた。
【写真】田中聖のクールな表情も!INKTメンバーのソロカット
◆日本国内に留まらず、いずれは海外で挑戦してみたい
――ミニアルバムすごくカッコ良かったです。日本を飛び出して、海外でもウケそうだと思いました。
【KOKI】 実際に海外で待ってくださっているファンの方もいるし、僕ら自身も日本国内に留まらず、いずれは海外で挑戦してみたいと思っていて。年齢的には守りに入ってもいい歳なんですが、ゼロから攻めよう、また始めようというところなので。
――そもそも、結成のいきさつはどういうものだったのですか?
【KOKI】 全員、飲み友達だったんです。Kei、mACKAz、SASSY、kissyは、いろんなアーティストのサポートの場で顔を合わせていたんだよね。
【Kei】 それで、バンドやりたいねって話していたんです。でもボーカルが見つからなくて、どうしようかっていう状態で2~3年が過ぎて。それで今回のタイミングで、KOKIから「バンドやろうよ」って言ってきて。
――そのときは、どういう音楽性でやろうと思っていたんですか?
【Kei】 具体的なイメージはなかったです。ただ、自分自身のバンドは持っていなくて、KOKI以外の4人はいろんなアーティストのサポートをやりながら、自分たちの想いを純粋にぶつけられる場所が欲しい、バンドを作りたいと。それで音楽性に関しては、このメンツなので、ロックとか激しいものになるだろうなと、ぼんやりとは思っていました。でもボーカルがいないので、それ以上具体的に進めることができてなくて。
――そこにKOKIさんが入ったことで、イメージが広がっていったと。
【Kei】 そうです。
【KOKI】 僕ら自身では方向性はこうしようとか、口に出しているわけではないんですが……根っこに持っている方向性というか、こういう感じがいいなと思ってるものは、統一されていると思う。みんな好きな音楽もルーツも違うけど、INKTとしてやりたいと思うことの共通認識はあるなと思います。
◆今のメンバーやスタッフ、このチームで良かったとライブで再認識した
――この5人でバンドをやろうと思った、決め手になったことは?
【KOKI】 ラクですね、一緒にいて。お互いの意見を尊重しつつ、そういう意見があるならそうしてみようかとか、意見のすり寄せができる。相手の意見をダメと否定するんじゃなくて、すり寄せができるのは、全員がお互いを尊敬して尊重し合えているからだと思う。
【Kei】 実際に曲を作り始めて、何の問題もなくそういう状態でやっていたんですが、ちょっとだけ「どうなんだろう?」と不安に思う部分があって。それが、1月18日に渋谷 TSUTAYA O-EASTで1stライブをやったとき、初めてこれで良かったんだ、間違ってなかったんだと確認することができた。
――不安に思っていた部分とは?
【Kei】 居心地が良くて、こんなに楽しいことしかやっていないのに、それでいいのかな? って思っていて。初めてお客さんにライブを見てもらって、すごく温かく受け入れてもらったので、これで良かったと確信できました。
【KOKI】 ライブは本当にやって良かったと思えた。このメンバーで良かったと思ったし、この音で良かったし、このお客さんで良かった、この会場で良かったと心底思えた。周りで支えてくれているスタッフを含めて、このチームで良かったと思いました。
――1stライブは緊張した?
【KOKI】 最初のブロックは記憶がないです。
【Kei】 それ、みんな言うよね。
【KOKI】 で、半分くらい経ったところで、やっと気持ちが落ち着いてきて。だから、反省会とかでそのときの映像を見ても、半分経ってやっと顔が普通の表情になってきたって見て分かるくらいだった。
――それは、無我夢中になっていたということ?
【KOKI】 それもあるんですかね? 悪い言い方をすると頭でっかちになってたところがあったかもしれない。こうしなきゃ、ああしなきゃっていう気持ちが強すぎて。それが半分過ぎて、アンコールぐらいになると、ライブはやっぱり楽しいものだっていう再確認もできた。楽しめばいいんだって。もちろん最低限やらなきゃいけないことはあるけど、そういう再確認したものを、次のライブにぶつけることができた。
――お客さんの声援は、どんな風に感じられましたか?
【Kei】 本当にありがたいなって。こっちもテンションがアガるし、楽しんでくれているというのが伝わって来た。
【KOKI】 とにかく1stライブだったから、みんながどれほどのレスポンスを返してくれるのかわからないまま、曲作りをして演出を考えていたので。こんなに温かい声をくれるんだ!って、すごくありがたかったです。
◆呼んでもらえれば、公民館や町民会館どこでもライブをする
――海外という話もありつつ、INKTとして今後やっていきたい活動は?
【KOKI】 イベントやフェスなど、対外試合もたくさんやっていきたいですが、INKTとしての人気の底上げが最優先事項かな。他のバンドがやってないことにも、どんどんチャレンジしていきたい。
【Kei】 先のことを考えると、自分の中ではライブをやっている姿しか見えてこない。だから、何歳になってもライブバンドとしてずっとやっていくことが、目標かなって思います。
――ライブをやればやるほど、大きなステージや大勢の観客という欲も出てきますよね。
【KOKI】 そういう欲も出て来るだろうし、小さなハコでも他のバンドが行かないような土地に行ってやってみたいというのもあります。
【Kei】 今は大きなハコでやるよりも、小さなハコでもいいからいろんな地方に行きたい想いのほうが強いです。
【KOKI】 47都道府県ツアーよりも、東京23区ツアーみたいな(笑)。呼んでもらえれば、公民館や町民会館とかでもやる。あと大学や高校の学園祭とか、これからの子たちのところに行って、夢を与えてあげられたらと思う。夢を始めるのは、何歳でも遅くないよって。それが、僕らが一番伝えられることだと思う。
(文:榑林史章)