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第88回ピッティ、ゲストはジェレミー・スコット手掛ける「モスキーノ」に決定
2015年6月16日から19日まで開催されるメンズプレタポルテの見本市「第88回 ピッティ・イマージネ・ウオモ(Pitti Immagine Uomo)」のメンズウェアのゲストブランドが「モスキーノ(MOSCHINO)」に決定した。クリエイティブディレクターにジェレミー・スコット(Jeremy Scott)がクリエイティブディレクターに就任してから、イタリアでは初めてとなるメンズのみのショーを開催する。
ピッティ次回ゲストはモスキーノの拡大画像を見る
ジェレミー・スコットは1994年からクリエイティブディレクターを務めてきたロッセラ・ヤルディーニ(Rosella Jardini)の後任として、2013年に「モスキーノ」のディレクターに就任。2014-15年秋冬シーズンよりメンズ・ウィメンズのコレクションを担当している。ウィメンズはミラノ・ファッション・ウィークに参加しイタリアで発表しているが、メンズはロンドンで発表してきたためイタリアでのショーは今回が初めて。「ピッティ・イマージネ・ウオモ」のCEOラファエロ・ナポレオーネは、「ジェレミー・スコットのコレクションには、フランコ・モスキーノの精神とデザインの一部となっているユーモアと不遜、神話を爆発させる風潮とポップな図像の巧みな操作を見ることが出来るが、そこには同時に彼の個性がたくさん潜んでいる。彼は時代を読む特別なセンサーを持ち合わせており、特に繊細な 素材と生地を混合させたりしているが、それは彼が高級品をデザインしているからなのである。そこに我々が彼を招待した理由がある」と選出理由についてコメントしている。
また、ウィメンズウェアのスペシャルゲスデザイナーには、27歳のカナダ人デザイナーのトーマス・テイト(Thomas Tait)を選出。テイトはセントラル・マーティンを卒業後に2014年にLVMH賞(LVMH ヤング・ファッションデザイナー・プライズ)を受賞しており、ロンドン・ファッション・ウィークでショーを行っており、彼の「実験すること、 そして限界に挑戦することを恐れない姿勢」が選出理由として挙げられている。この他、会期中にはニノ・セルッティ(Nino Cerruti)初のエキシビション「Il Signor Nino」を開催。デザイナー・プロジェクトでは、「キルゴー(KILGOUR)」のクリエイティブディレクターカルロ・ブランデリ(CARLO BRANDELLI)がインスタレーションを行う。