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脚本家・大石静さん タカラジェンヌに愛のダメだし

脚本家・大石静さん タカラジェンヌに愛のダメだし

 

 人気脚本家・大石静さん(63)が書き下ろした宝塚歌劇団花組公演「カリスタの海に抱かれて」(~4月20日、東京宝塚劇場5月15日~6月14日)が13日、兵庫県の宝塚大劇場で初日を迎えた。

 フランスの植民地の地中海の島を舞台に、独立に奔走する青年将校と島の娘、幼なじみとの愛と友情の物語。大石さんは石田三成の生涯を描いた2011年の宙組公演「美しき生涯」以来、2度目の描き下ろし。「寿美花代さんの時代から50年以上タカラヅカを見てきた」というだけに、恋愛、革命、友情といったファンのツボを押さえた作品に。初日を観劇し、「トップの明日海りおさんの多面性を見せたかった。よく頑張ってくれた」と笑顔を見せた。

 また、今公演は花乃まりあにとってトップ娘役としてのお披露目公演。大石さんは「清々しいコンビ。いい雰囲気をを持っている」と目を細めた。そのうえで「最後のラブシーンはもっとガーっといって欲しい」と愛のダメ出しをしていた。

 トップスターの明日海も「脚本を初めて読んだときにキュンキュンしました」と乙女の顔をみせるほど、まさに“THE タカラヅカ”といった作品。「私にとって久々のオリジナルですし、お客様と一緒に、もっと熱い作品にしたい」と意気込んでいた。

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