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h.NAOTOの新プロジェクト「ヒズム(h.ism)」初披露 アートとファッションを融合
「エイチナオト(h.NAOTO)」が3月21日、千葉・シンクアートスタジオで2015−16年秋冬コレクションを発表した。新プロジェクト「ヒズム(h.ism)」が初披露され、漫画家の原哲夫やイラストレーター森チャックら様々なジャンルのアーティストとコラボレーションしたアイテムが登場した。
「ヒズム(h.ism)」初披露の拡大画像を見る
「チチトチト(乳と血と)」をテーマにした今回のコレクションは、母親の温かい白い乳と、戦争や内戦など惨劇の中で流れる赤い血を組み合わせている。迷彩柄や戦場を彷彿とさせるイラストのプリントを中心に、ピンクやホワイト、レッド、ブラックなどのカラーリングで制作された。
「ヒズム」は、ブランドにとって初となるアーティストとのコラボレーションプロジェクト。コレクションは”h.NAOTO主義”というコンセプトのもと、互いの個性を活かすコラボレーションではなく「新しい創造に立ち向かうために個性がぶつかり合う戦いの現場」と位置付けられている。今回プロジェクトに参加した原哲夫や森チャックなどの画家は「ドクロ」「クロス」をテーマに描き下ろし、「ゴールドレザー(GoldLeather)」や「ソフィアプロジェクト(SOPHIA PROJECT)」といったアクセサリーブランドはリングなどひとつのアイテムに特化して制作。デザイナー廣岡直人は「これまで触れたことがないテイストを持つアーティストの作品を、『エイチナオト』の服に落とし込む作業や見せ方に工夫が必要だった」と制作秘話を明かした。
リブランディングを推進している「エイチナオト」。これまでサブカルやゴスロリなどで知られてきたが、今後はブランドが持つ世界観をアートに切り替えていくという。「ヒズム」はその一環として、「ブランド単独では作れないものをクリエーターとともに作っていくことで、ブランドの世界を広げていきたい」とコメントしている。