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「タイトルをふたたび勝ち獲るチャンスはある」と錦織 [バルセロナ・オープン・バンコサバデル]
スペイン・バルセロナで開催されている「バルセロナ・オープン・バンコサバデル」(ATP500/4月20~26日/賞金総額 199万3230ユーロ/クレーコート)の2回戦で、第1シードの錦織圭(日清食品)はロシアのティムラズ・ガバシュビリを6-3 6-4で危なげなく退け、3回戦に進出した。錦織のクレーコート・シーズン初戦の全体的印象は、クレーの試合の感触に探りを入れながらも、きっちり堅実に戦ったというものだ。
「今年最初のクレーの試合だったので、容易ではなかったが、サーブも、フィーリングもよかったので、初戦としてはよかったと思う」と、錦織本人も、控えめに満足感を覗かせた。
とはいえ第1セットの滑り出しには、錦織の一方的な試合になりそうな匂いがぷんぷんしていた。巧みなストロークのコンビネーションで振って、相手にミスを強いる。力まかせではなく、組み立てでオープンスペースをつくった上で、フォア、バック、双方からウィナーを叩き込んだ。第2ゲームで早くも相手のサービスをブレークし、続く自分のサービスゲームをラブゲームで取って、3-0としたときには、この相手では勝負にならないか、との考えがよぎったほどだった。
最初はミスが多かったガバシュビリも次第に立て直し、やはりストロークの組み立てで対抗し始めはするのだが、この日の錦織は特にサービスがよかった。確率は平均程度でも、エースで決めたマッチポイントが象徴するように、大事なところで厳しいコースにサービスが入り、また、サービスを起点に、続くストロークでたたみ掛け、高い確率でポイントを取った。
ファーストサービスからのポイント獲得率が79%で、さらにセカンドサービスからのポイント獲得率は90%という高確率だった。第1セット第7ゲームでブレークポイントを握られたときは、セカンドサービスのエースでそれを凌ぎさえしたのだ。自称『リターンが得意』なガバシュビリも、この日はそうは言えない状況となった。
また、この日の錦織はフォアのウィナーが多く、それも効いていた。第2セット唯一のブレークに成功した第5ゲームでは、相手のミスで15-30とリードした好機を逃さず、フォアの逆クロスでリターンエースを奪った。錦織がブレークポイントを握ると、ガバシュビリはダブルフォールトをおかし、このゲームは締めくくられた。
自分のサービスをすべてキープし、各セット、ワンブレークずつでそつなくつかんだ勝利のあと、錦織はコート上のインタビューで、今季のクレーでの初試合に「少しナーバスになった」と話した。…