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【ハリル・スタイルを読み解く】得点のカギはショートカウンター。組織的かつスピーディーな攻撃に期待
守備面に関しては「ベーシック」
いよいよ初陣を迎えるヴァイッド・ハリルホジッチ監督。新たな日本代表はチュニジアを相手にどのような戦いを見せてくれるのだろうか? 合宿3日目、選手たちが語ったトレーニングの様子から“ハリル・ジャパン”の基本戦術を読み解く。
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日本代表は25日、チュニジア戦(27日)が行われる大分で合宿3日目となるトレーニングを行った。
初日には人物像、2日目にはチーム全体に求めるスタイルが、わずかながらではあるものの見え始めてきたヴァイッド・ハリルホジッチ監督。ただ、サッカーではフィールドプレイヤーが大まかにDF、MF、FWの3つに区分される。
では、それぞれのポジションごとにはどのようなプレーを求めているのだろうか?
まず、DF吉田麻也は守備に関して「これは珍しいなってのは特にない。色んな外国人の監督とやってきたけど、ベーシックだと思う」と語っている。
合宿2日目となる26日のミーティングで指揮官は、球際での強さについて選手たちに指摘したというが、プレミアリーグで戦う吉田にとってそれは“ベーシック”なことなのだろう。
次に、攻守のつなぎ役となる中盤に関して、MF山口蛍は「結構、テクニックの部分とか要求してくる。トラップにしてもそうだし、全てで高いものを求めている」と明かした。
「形を持ってやっていくことを理想としている」
また、ハリルホジッチ監督は攻撃時には攻撃、守備時には守備にチーム全員が関わることを求めるとメンバー発表会見で語っている。
その点に関して山口は「攻撃に厚みをもたらすというのはもちろん、サイドバックが上がったときのリスク管理なんかは今までよりももっと意識を高く持っていかないといけない」と気を引き締めた。
さらに、FW永井謙佑も「グランパスでも守備をするし、そこはそんなに気にならない。守備からリズムを作るタイプだし、そこから奪ってチャンスになることも多い。追いかけて相手があたふたするのも好きだし(笑)」と“ファーストディフェンダー”として貢献する姿勢を示した。
そして攻撃面に関しては、同じくFWの宇佐美貴史が「クロスの入り方もそうだし、割と自由にというよりは形を持ってやっていくことを理想としているのかなという印象」と述べた。
加えて、吉田は「やっぱり監督も言っていたけど、奪った後のボールを速くタテにつけるっていうのは非常に有効だと思う」とし、永井も「縦の速さだったり、自分のストロングポイントを出すことが大事。チームに今までなかったものをしっかり出していきたい」と前線での守備からショートカウンターでゴールに迫るイメージを膨らませた。
27日に迎える初陣では、まだまだ完成度は低いと思われるが、ハリルホジッチ監督に率いられた日本代表ではスピーディーなショートカウンターからの得点が期待できそうだ。