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【井崎脩五郎】開催日の暦「朔」を持つ馬

 【井崎脩五郎】開催日の暦「朔」を持つ馬

 

 競馬新理論 井崎脩五郎
 
 開催日の暦「朔」を持つ馬
 
 
 レース名が皐月賞で、ただでさえ”月”と縁があるところへもってきて、レースの行われる4月19日(日)は、暦に「朔(さく)」と出ている。
 
 満月のことをいう「望(もちづき)」が、暦で○と表記されるのに対し、朔は●。つまり、月が最も欠けた状態。超細い三日月のこと。
 
 
 今年、朔の日と、JRAの競馬開催日が重なるのは4月19日が初。
 
 絶対に、何かそれらしいことが起きるに決まってる。
 
 そこで、名前の中に「サ」「ク」の二文字が入っている馬を探すと、おお、1頭だけいるではないか。
 
 
 キタ(サ)ンブラッ(ク)。
 
 
 おまけに「朔」が、暦で黒い丸で表記されていることを考えると、名前の中にブラック(黒)が入っているのは相当にクサい。
 
 目下、デビューから3連勝。関西馬にもかかわらず、3戦ともすべて関東での出走(中山・東京)である。
 
 
 しかし、見方を変えれば、デビュー時から、皐月賞(中山)とダービー(東京)に照準を合わせたコース選びをしていた――とも言える。
 
 「前3走とも中山と東京で走っていた関西馬」は、昭和50年以降の皐月賞で、〔22114〕という成績を残しており、ミホノブルボン、ビワハヤヒデ、ナリタブライアン、サダムパテックと4頭も連対している。キタサンブラックが激走馬になる可能性大だ。
 
 
 ■井崎脩五郎 プロフィール
 
 1947年生まれ。東京都出身。競馬評論家・コラムニスト。独特のレース予想と明るいキャラクターで人気を博し、数々のテレビ番組に出演。多数のコラム連載も持つ。

 
 週刊大衆04月27日号

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