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インザーギ監督、サンプにドローもチームに手応え「勝利に値した」
イタリア・セリエA第30節が12日に行なわれ、日本代表のMF本田圭佑が所属するミランはホームでサンプドリアと対戦した。
負傷者を多く抱えるミランは、58分にMFソリアーノに決められ、先制を許す。しかし、74分にCKからMFデヨングがオーバーヘッドを放つと、相手DFに当たってコースが変わり、同点ゴールが生まれる。ミランは途中交代のFWスソを中心に攻勢をかけるも、逆転することができず、今季初の公式戦3連勝はならなかった。尚、試合は1-1のまま終了している。
伊メディア『スカイ・スポーツ』でフィリッポ・インザーギ監督は「チームのパフォーマンスにとても満足している。前半の我々は素晴らしく、サンプドリアはシステムを変更せざるを得なかった。ボックス内へクロスやパスを数多く試みたにもかかわらず、ゴールを奪えなかったことだけが残念だ。今シーズンのなかでは最高レベルのチャンスを作っていた。ミランは勝利に値する内容だったと思う。
我々はサンプドリアがシステムを変えてから失点してしまった。しかし、ミランは14本のシュートを放ち、7本は枠内を捉え、約60%のポゼッションを有した。ゴール前での決定力以外はすべてがそろっていたよ。今日のパフォーマンスは前向きなものだった。今後はさらに良いプレーができると確信している。
ゴール前での正確性や決定力は別として、私がこれ以上選手に何かを望むことはできない。彼らはシーズンを通して試合に全てを捧げてきたと思うが、今日の出来はポジティブなものであり、もっと前からこの戦い方をするべきだった」と試合後にコメントした。
次節行われるDF長友佑都が所属するインテルとのミラノ・ダービーについては「今日の前半のような精神状態とスタイルを維持しなければならない。もう少しゴールを決めることに意識を向けていくことは大切だが、それも今後は期待できる」と地元ライバルとの一戦を見据えた。
残り8試合となったミランは、ヨーロッパリーグ出場圏内に勝ち点7差の8位にとどまっている。チームの上向きを予期する指揮官は欧州への切符を手にすることはできるのだろうか。