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【米国はこう見ている】上原浩治、開幕戦欠場の可能性高まる 地元メディアが報じる
上原開幕ピンチ、レ軍監督「心配は大きくなっている」
レッドソックスのジョン・ファレル監督が、左太もも裏の張りを訴えていた上原浩治投手について4月6日(日本時間7日)の今季開幕戦・フィリーズ戦の登板を困難視している。ESPNが「コウジ・ウエハラが開幕戦を欠場するかもしれない」と報じている。
指揮官は24日のマーリンズとのオープン戦を前に絶対守護神の回復具合に大きな懸念を示したという。
「彼が実戦に出ないまま1日1日がすぎているので、何かしら心配は大きくなっている。彼が4月6日に間に合うか? 我々はそれを目指して努力している」
上原は17日のブレーブス戦前に左太もも裏に張りを覚え、試合への登板を回避。オリオールズ時代の2010年3月にも痛めた古傷で、当時は開幕から28試合を欠場した経緯もあり、慎重に調整を続けてきた。
当初、指揮官は「現時点で開幕がピンチとかそういう状況ではない」と話していたが、開幕への不安は徐々に増しているようだ。記事によると、「来週3試合に登板できれば、オープン戦で6試合登板したことになる。それで十分か? 彼が実戦に復帰したところで、彼のボールについて判断することになる」とコメントしており、明らかにトーンダウンしている。
記事では、上原がレッドソックスの2年間で138回2/3を投げ、通算47セーブ、181奪三振で四球はわずか17であること、ワールドシリーズ優勝に貢献した13年にはサイ・ヤング賞候補7位に選出されたことなどを紹介。守護神として圧倒的な実績を誇るだけに、そのコンディションは2年ぶりのワールドシリーズ制覇を狙う名門にとって大きな懸念材料となっている。
地元紙「プロビデンス・ジャーナル」も「コウジ・ウエハラの開幕戦出場に懸念が広がる」と特集。「ウエハラの存在を強調できないボストンのブルペンはかなり脅威が損なわれるように見える」と指摘している。