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イチロー 3年ぶり背番号「51」披露 スパイク、グラブも一新
マーリンズに移籍したイチロー外野手(41)が24日(日本時間25日)、米フロリダ州ジュピターでキャンプイン。3年ぶりにグラウンド上で背番号51の姿を披露した。今季は命とも言える野球用具もバット、グラブ、スパイクと全て一新。初めてのナ・リーグで迎えるメジャー15年目。ニュー・イチローのスタイルを確立し、新たな挑戦が始まる。
【写真】イチ恒例Tシャツ今年はツンデレ
メジャー15年目を迎えたイチローが米フロリダ州ジュピターでキャンプイン。背中には、3年ぶりに背番号51が輝いていた。
今季、イチローはバットは黒から白、グラブも黒からチームカラーのオレンジへと、メジャー15年目で初めての色に変えた。
また、スパイクも一新。鳥取県にあるスポーツジム・ワールドウィングが開発したビモロスパイク。95年にアシックス社とアドバイザリー契約を結んで以来、同社のスパイクを20年間愛用してきたイチローの新兵器だ。
ワールドウィングの小山裕史代表は「イメージしたのはボルトの走り」と、100メートル9秒58の世界記録を持つ人類最速のジャマイカ人の名を挙げた。「彼は第4指(薬指)から着地して母指球に力を伝える。その着地を再現した」。国際特許を取得したソールの効果で薬指から着地する仕様になり、一般人のテストでは普通のスパイクに比べ、30メートル走で平均0・3~0・5秒速く走れる結果を得た。片足270グラムで、試し履きの段階でイチローも「これは凄いですね」と驚きを隠せなかったという。
41歳の意気込みが、新たなスタイルの中にたっぷりと込められていた。
▽ビモロシューズ&スパイク 「ワールドウィングエンタープライズ社」の代表でトレーナーの小山裕史氏が開発。同社のアドバイザリースタッフの中日・山本昌の意見も参考にしてつくられ、山本昌は13年から使用。一般的なスパイクの歯が6本や9本なのに対し、ビモロスパイクは13本でバランス性や瞬発力などを高める。靴裏の3本のライン「ビモロバー」は、7カ国で国際特許を取得。今季からジャイアンツ・青木にも用具提供する。