オリ・中島、好機に凡打でホロ苦デビュー＆獅子党から大ブーイング

（パ・リーグ、西武１－０オリックス、１回戦、西武１勝、２７日、西武プリンスドーム）猛牛デビューはホロ苦かった。３年ぶりに日本球界復帰したオリックス・中島が「４番・一塁」で先発出場。しかし、勝利に貢献できず、チームは２０１２年から４年連続の開幕黒星発進となった。

　「打席に入ったら聞こえなかった」

　古巣の獅子党からは大ブーイングが吹き荒れる。好機で凡打に倒れると割れんばかりの大喝采で追い打ちを掛けられた。それでも六回一死一塁で意地を見せる。牧田の９４キロカーブを叩き、左翼線を破る二塁打。日本の公式戦で８９４日ぶりの安打をマークした。

　「１本出てあしたにつながる。出ることに越したことはない。（次は）チャンスで１本出るようにしたい」

　黒星で下を向いてるヒマはない。自らのバットで勝利に導くことを誓った。