仕事で役立つ人気ビジネスアプリおすすめ!
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
今大会初先発の杉本が殊勲のハットトリック、名古屋U18が川崎U-18を撃破/JYPSL
文=安田勇斗
気温4度、寒風吹きすさぶ、しんよこフットボールパークで行われたジャパンユースプーマスーパーリーグ、川崎フロンターレU-18対名古屋グランパスU18の一戦は、アップテンポの乱打戦となった。
主力数人を欠く川崎に対して、名古屋は新2年生を中心とした構成。フレッシュな顔ぶれで出場機会の少ない選手もいることから、いつも以上にハイテンションな試合になることが期待された。
ところが、序盤は互いに相手の様子をうかがう、静かな立ち上がりとなった。リスクを冒した攻めは見られず、決定機も生まれないまま時間だけが過ぎていく。そんな中、最初に主導権を握ったのは川崎。ペナルティーエリア付近で流れるようなパス交換を見せ、カットされてもセカンドボールを拾い二次攻撃、三次攻撃を仕掛けて名古屋ゴールを脅かした。
しかし、なかなかフィニッシュに持ちこめずにいると、前半22分、パスワークを寸断され手痛い逆襲を受ける。インターセプトした名古屋はシンプルに前線へとボールを運び、最後はFW杉本崇太朗が左サイドを突破して先制点を奪取。川崎の今野章監督が「対人で強くいけず、ゆるさがあった」と振り返る守備のすき間を、名古屋が見事に突いた。そして、この得点を契機に、試合は一転してオープンな展開となる。
1-0で前半を折り返し、迎えた後半2分。川崎のMF三苫薫が左サイドから切れこんでシュート、GKが弾いたボールをMF渡邉啓太郎が押し込んで同点に追いついた。さらに後半23分には同じく左サイドをドリブルで切り崩したDF原島亨太が中央へ折り返し、三苫が冷静にゴールに流しこみ逆転に成功した。
形勢が川崎に傾きかけたのも束の間、後半25分に名古屋が同点に追いつく。左サイドのMF岸寛大とのワンツーから中央へ進入した杉本が右足を豪快に振り抜き、試合を振りだしに戻した。
そこから両チームは決勝点を奪うべくより一層ペースアップ。球際が激しくなりフィジカルコンタクトも増え、後半35分、ついに試合が動く。この日2得点の杉本が再び牙をむいた。的確なつなぎで名古屋が敵陣へ攻めこみ、GKが弾いたこぼれ球を「狙っていた」という杉本が右足でダイレクトで合わせ、強烈なシュートをネットに突きさした。このリードを最後まで守りきり名古屋が3-2で川崎をくだした。
勝利の立役者となった名古屋の杉本は「狭いスペースでボールを受け、シュートやスルーパスを狙うのが持ち味で、狙っていた形で点を取ることができた。…