松山、順当に予選通過＝１２番バーディーで巻き返し－マスターズゴルフ

　

　 第２ラウンドの１２番、ティーショットを放つ松山英樹＝１０日、米ジョージア州オーガスタ（ＡＦＰ＝時事）

　 　４度目のマスターズで初イーグルを決め、２ラウンド続けて初めてアンダーパーで回った。松山が世界ランキング１７位にふさわしい総合力を見せて決勝に進出。「内容的には全然満足できていない」と不満を口にしながらも、上位進出への権利をつかんだ。
　　パー５の２番で第２打をピン左４メートルにつけて２オン。これを沈めてのイーグルで乗るかと思われたが、マスターズはそう甘くはない。続く３番、そして７番でボギーをたたき、振り出しに戻った。
　　初日と同様にグリーンで苦戦し、我慢を強いられた松山をよみがえらせたのは１２番（パー３）のバーディーだった。「あれが大きかった」という８ヤードのチップイン。１３、１５番のパー５の２ホールもバーディーと巻き返し、１６番では胸を張ってグリーンに歩を進める松山がいた。
　　同世代のライバル、首位のスピースとは１１打差ある。トップ１０やトップ５が現実的な目標になってくるが、「あすから差を縮めていけるように頑張る」と目に力が戻ってきた。最後まで何が起こるか分からないのがオーガスタ。大会前に「後悔しないように」と誓った通り、最後まで全力を尽くす。（オーガスタ時事）