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松田さん姉・真紀さん手記 最終戦V争えれば…直樹は吠えている
初のJ1昇格を果たした松本は名古屋と対戦。11年に急性心筋梗塞で亡くなった元日本代表DF松田直樹さん(享年34)の姉・真紀さん(46)が活躍を願う手記を寄せた。
【写真】JFL時代に強烈なリーダーシップでプロ意識をチームに植えつけた松田直樹さん
いよいよ松本山雅にとって、初めてのJ1リーグでの戦いが始まります。これは松田直樹ではなく、歴史をつくってこられた方々、現在の松本山雅全ての皆さまが一丸となって成し遂げたものです。直樹はそこで一緒に戦わせてもらっています。直樹の仲間の熱い思い、ファンやサポーターの今でも直樹を思ってくださる気持ちを直樹は喜んでいるでしょう。私も感謝しています。直樹を失ってしまった私たちのつらい気持ちを、少しずつ前向きにさせてくれる宝物です。
2月20日、横浜とのプレシーズン前に田中隼磨くんから連絡をもらいました。「マツさんとともに頑張ります」と言ってくれました。でも隼磨くんにしかできないこともありますし、隼磨くん自身のために、隼磨くんの仲間のために、隼磨くんのファンやサポーターのために頑張ってほしいと願います。直樹は後ろで見守り、一緒に戦っていると思います。
私はお会いすることができませんでしたが、JFL時代から一緒に戦ってくれた鉄戸くんや飯田くんたちはキャンプの合間をぬって直樹の墓参りに来てくれました。背番号3が入ったリストバンドを着用してくれる選手もいます。よく直樹は「最高」と口にしていましたが、あの子の中にはその言葉しかないと思います。
日本代表経験者がほとんどいない中、J1まで上がってこられたのはチーム、選手、ファン、サポーターの皆さまが一丸となって夢を持ってやり続けたから。夢を持ってやればかなうと子供たちに教えてくれました。J1の舞台はさらなる厳しさがあると思いますが、これからも一丸となってさらなる高みを目指して戦ってほしいと願います。夢に終わりはありません。まだまだ暴れて“松本山雅ここにあり”を示してほしいです。シーズン最終戦は松本山雅と横浜の1戦。そこで優勝争いをしてくれれば。きっと直樹は後ろで吠えているだろうな…。最後は両チームで優勝を争ってほしいです。