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菅野智之が巨人の真のエースとなるには 求められる絶対条件
広岡達朗氏が明かした「開幕投手論」、真のエースに求められるもの
今は球界のご意見番的立場となっている元西武監督の広岡達朗さんに、こんな開幕投手論を聞いたことがある。
「開幕投手に指名されたからといってエースだと自惚れてもらっては困る」
例の突き放したような口調で広岡さんはこう言うのだ。
「真価が問われるのは次からの登板ですよ。雨などでローテーションが崩れない限り、ずっと相手チームの一番の投手と投げ合うわけですから。開幕投手とはそういうシーズンの宿命を背負うことを意味する。その宿命の中できちっと期待に応えて結果を残して初めて、その投手はエースになれるんです」
開幕投手に指名されても、それだけではエースの称号を得たことにはならない。そこから同じローテーションで回ってくる相手球団の“エース候補”たちと投げ合って生き残った投手のみが、本当のエースになれる。
要はそういう継続性こそ、エースの条件ということなのである。
「粘れたね。内容的にはもっといい投球ができると思うけど、今日に関しては粘って責任を果たしてくれた」
3月27日の開幕戦。昨年、対戦成績で唯一負け越したDeNAを相手に3対2の接戦をモノにした巨人・原辰徳監督は、こんな言葉で先発の菅野智之投手の投球を評した。
菅野の2年連続オープニング投手指名には紆余曲折があった。
「キャンプを訪れた皆さんがブルペンで絶賛してくださっていましたけど、私の目にはそうは映らなかった。非常に課題の残ったキャンプだったと思っていましたね」
開幕直前にこう心中を吐露した指揮官の見立て通りに、今年の菅野は決して本来の菅野ではなかった。
菅野の「腕の振り」に見る故障の影響
調整段階から紆余曲折を経たシーズン前。対外試合初登板となった2月28日のヤクルトとのオープン戦では3回で6安打を浴びて3失点して急遽、次の登板予定を飛ばして再調整を行なった。3月11日の登板で5回を1安打(2失点)に抑えて、開幕投手をほぼ手中にしたが、3月20日の日本ハムを相手にした最終登板でも、3回で6安打を浴びて4失点(自責点は3点)と、結果を残せないままに実戦調整は終わった。
結果的には内容を評価されてではなかった。他に適任がいないという消去法での見切り開幕投手指名だったわけである。
それだけに開幕戦の投球内容が注目されることになったわけだが……内容はまだまだというのが実情だった。…