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通算安打でMLB歴代単独45位に立ったイチロー ベーブ・ルース超えは目前
メッツ戦でメジャー通算2849本目のヒットをマーク、「野球の神様」まであと24本
マーリンズのイチロー外野手は17日(日本時間18日)、敵地でのメッツ戦に「6番・センター」で先発出場し、メジャー歴代単独45位となる通算2849本目のヒットをマークした。第3打席で同じ41歳の右腕コロンからレフト前に運び4打数1安打。チームは1-4で敗れた。
イチローは、この試合の前まで通算2848安打で並んでいたブルックス・ロビンソンを抜き、単独45位となった。ロビンソンは元オリオールズの三塁手で、MVP1度、オールスター出場15度、ゴールドグラブ賞16度を誇るスーパスター。資格取得1年目での野球殿堂入りも果たしている。
また1人、MLBの名選手を抜き去ったイチローだが、今季中に捉える可能性が高い“偉人”は他にもいる。
すぐ近くまで迫っているのは、「野球の神様」とも称されるベーブ・ルースだ。通算714本塁打を誇るルースだが、MLB通算安打数は歴代42位の2873本。イチローは24本差としている。4番手外野手として加入した今季は11試合消化時点で21打数5安打。代打での出場が中心となり、このままならば100安打には届かないペースとなっているが、「神様」を超えるのは確実だろう。
日米通算では今年中に歴代2位のタイ・カッブ超えも?
同40位のオマール・ビスケル(2877本)、同37位のアル・シモンズ(2927本)も射程圏内。さらに、同33位のバリー・ボンズは2935本、同32位のフランク・ロビンソンは2943本となっており、102安打をマークした昨年を基準に考えれば、今年中に上回る可能性はある。
イチローはメジャー通算3000本安打まで17日時点で151本としており、開幕前には米メディアの記録特集に名前が登場することも多かった。大台到達は来年になるとの見方が多いが、その前に何人の名選手を抜き去るかにも注目が集まる。
また、イチローは日米通算では4127本の安打を積み重ねてきた。注釈付きの記録とはいえ、歴代1位の通算4256安打を誇るピート・ローズまで129本に迫っている。こちらを抜けるかは微妙だが、歴代2位のタイ・カッブ(4189本)まではあと62本。イチローが今年中に“歴代2位”に立つ可能性は高いと言えそうだ。
やはり、2015年もイチローの1本1本のヒットから目が離せない。