中国で株投資ブーム再び、「ギャンブル大国になってしまう」と懸念の声も―香港紙

　

　2015年4月13日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、中国のソーシャル・ネットワーキング・サービス（SNS）で「株式投資家は麻雀をする農民と似たところがある」という説が広がっている。15日付で中国紙・参考消息（電子版）が伝えた。
　
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　中国経済は目下、景気の低迷で多くの企業が苦境に立たされているが、香港や中国本土の株式市場で相場は突如急騰し、投資家の活動も活発化している。香港の繁華街・蘭桂坊（ランカイフォン）には、異常なほどの上げ相場に過度な期待を寄せる投資家が集まっており、新聞からは上昇し続ける不動産価格を批判的に扱う記事が姿を消した。
　
　かつて中国では農閑期に入った農民は村の中央に集まって麻雀に興じたが、それは本分を全うした上でのことだった。しかし、現在の株式投資への人々の熱中ぶりは、本分を放棄してしまうほどで、中国を「ギャンブル大国」へと変貌させてしまう恐れがある上、危険なバブルまで生み出してしまうかもしれないと危惧する声もある。（翻訳・編集/岡田）