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黒田、メジャーの経験詰まった1勝 対戦相手が明かした意外な印象とは
OP戦でも対戦したヤクルト、研究重ねてきた相手を黒田が上回ったものとは
広島の黒田博樹投手が29日、日本で2740日ぶりとなる白星を挙げた。本拠地でのヤクルト戦で今季初先発し、7回5安打無失点、5奪三振、1四球と快投。広島は救援陣がリードを守りきり、メジャーリーグから8年ぶりに日本球界に復帰した黒田に1勝がついた。
ヤクルトとは8日のオープン戦初登板で対戦。その時は4回1/3を無安打無失点3奪三振で、打者13人をわずか39球で料理するという完璧な内容だった。左打者の内角ボールゾーンから変化してストライクとなるツーシームにヤクルトの打者は驚愕。その際、メジャー仕込みの「フロントドア」で見逃し三振に打ち取られた藤井は「初めて見ました。すごい軌道でした」と話していた。
3週間前は、黒田にとって復帰後初となる対外試合での登板だった。しかし、それから時間が経過。ヤクルトはこの日の一戦に向けて研究を重ねてきたはずだったが、封じ込まれた。
黒田がまたもヤクルト打線を上回った要因は何だったのか。実際に対戦した打者の声を聞いてみると、40歳のベテランがシーズンに入って1つギアを上げてきたという事実が浮かび上がってくる。
7回に見逃し三振の中村は「完敗だった。お手上げでした」
「ストレートが速かった」と話したのは、3打数1安打だった8番の中村だ。これは、直球(フォーシーム)だけでなく、打者の手元で動くツーシームも含まれたものだろう。黒田の場合、直球とツーシームの急速差はほとんどない。投球の軸はツーシームで、直球の割合は圧倒的に少ない。
中村は7回2死1塁の場面で、フルカウントから外角いっぱいに決まる143キロのツーシームで見逃し三振に打ち取られている。これは、黒田が「展開的にもけっこう苦しい場面でしたし、自分でも目いっぱい投げた」と渾身の力を込めて投じた最後の1球。球審の手が上がると、右腕は思わず雄叫びを上げている。
「最後の球は外からのツーシーム。完敗だった。お手上げでした。外の真っすぐ系をケアしてたけど、その中でも手が出なかった」
中村はこう振り返っている。「球威は終盤は落ちてましたけど、早い回の真っすぐは分かっていても速かった」。本番で迫力を増した投球に苦しんだ。
川端も「オープン戦とスピードが違った。真っすぐがすごく速かった」と印象を明かしている。
オープン戦での対戦と同じように、動くボールも攻略できなかった。…