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5時間特打ち 「ロジカル練習法」で誰もが上手に(中)
尾林弘太郎プロがレッスン歴30年をかけて作り上げた「ロジカルゴルフ」。ゴルフを論理的にとらえてゴルファーを上達させるプログラムである。そんな尾林プロの著書「ロジカルゴルフ」(日経プレミアシリーズ)もこれまでに3冊刊行され、いずれも好評である。5時間の特打ちメニューを含む「ロジカル練習法」を公開、今回のレッスンは3回シリーズの2回目になる。(日本経済新聞出版社「書斎のゴルフ Vol.25」から)
練習メニューを3つ消化するうちに1時間が経過し、午後2時となった。尾林プロが生徒を集める。
「1時間たちましたので、アプローチを10分やりましょう。特打ちでは1時間練習したら、10分のショートチップを入れることが約束事になります。アプローチウエッジかサンドウエッジで、3ヤード、5ヤード、10ヤードのキャリーを打ちます。アプローチが上達するだけでなく、アドレスとディレクション力を養います」
これは練習メニューの4番目、「アドレス技術」と5番目の「ディレクション技術+ボール距離」に当たる。 こうして、尾林プロが実際にショートチップの打ち方の手本を行う。
■左に構えているつもりでも右を向く
「マットの先の左側(手前側)に、マーカーなど目印になるものを置きます。ボールとそのスパット(目印)を結んだ線に平行に構えます。フェースはスパットに合わせます。グリップを短く持ち、小さく構えるローギアアドレスで3ヤードのキャリーを数字意識を持って打ちます。マットの向きに対して左にしっかりと構えられるディレクション能力を身につけるのが目的のアプローチです。このためには、ボールとスパットを結ぶ線よりも左から時計回りに回って、線と平行に構えます。こうすると左に構えることの違和感が減少し、ボールとスパットの線に対してきちんとスクエアに構えられるようになります。多くの人は左に構えているつもりでも右を向いてしまいます。それが人間の習性なので、そうならない習慣をつくろうというわけです」
ウオームアップ
スローモーション体感
スイング部品確認
アドレス技術
ディレクション技術+ボール距離
チップ~アプローチ~ショット
距離マネジメント
球筋マネジメント 持ち球(ニュートラルボール)
フェードマネジメント、ドローマネジメント
クラブ別、クラブチェンジの1球目
レイアウト攻略 手前注意、奥注意
右注意、左注意
上記4種類の組み合わせと2種類のボール
状況練習でのルーティンパック
尾林プロに言わせれば、右に向くのは誰もができるという。難しいのは左に向くことであり、それができるようにしようというわけだ。尾林プロがさらに実演する。 「ボールとスパットの線に対し、左側から時計回りに回って、線と平行になったら、右肘を体から離さないようにしてボールとちょうどよい距離になるようにし、クラブを握り、スタンスを決めます。チャカチャカと小刻みに足踏みしながらアドレスを決める感じです。アドレスを決めたら、1で右腰を引き、2でバックスイング、3で左足を踏み込み、4でボールをヒットします。バックスイングはヘッドが見えるぐらい、ヒットしたあとのフォローもヘッドが見えるところまでで止める。私はそれを『締める』と言っています。ボールをヒットしたら『締める』というわけです。最初はキャリー3ヤードから行ってください」
生徒が一斉にショートチップをやりだす。尾林プロが声をかける。
「向きを先にそろえ、球との距離はあと。その順番を間違わないでください。キャリー3ヤードをやったら、次はキャリー5ヤード、それをやったらキャリー10ヤード。どれもこれも、決めたキャリー以上は飛ばさない。飛ばさないことを身につけることが大事なポイントでもあるからです」