＜女子ゴルフ＞６日開幕 日本勢、女王奪還なるか

　

　日本女子プロゴルフ協会（ＬＰＧＡ）ツアーは、６日から沖縄・琉球ゴルフ倶楽部で始まるダイキン・オーキッドレディースで開幕する。１１月のＬＰＧＡツアー選手権リコー杯までの９カ月間、昨季と同じ３７試合が開催され、賞金女王争いが繰り広げられる。昨年の賞金ランキング４位までを韓国、台湾勢に独占された日本勢は巻き返しを図りたい。
　
　　復活を期すのは２０１３年の賞金女王で２５歳の森田理香子。０８年のデビュー以来、今大会がツアー出場２００試合の節目となる。昨年は１勝に終わり、賞金ランクも１６位に後退。オフは休養に充て、１月から海外合宿などで練習を積んだ森田は「昨年の悔しい気持ちを糧にもう一度、賞金女王を取りたい」と心機一転を図る。
　
　　自己最多３勝を挙げ、日本勢最上位の賞金ランク５位になった２２歳の成田美寿々はさらなる飛躍を誓う。終盤になって息切れした昨季の反省に立ち、１月は体力強化に主眼を置いてトレーニング。「昨年の成績を超えることが目標」と、初の賞金女王を目指してスタートダッシュをかけたい。
　
　　ともに昨季２勝を挙げ、賞金ランクトップ１０に入った３７歳の大山志保、２８歳の上田桃子の元賞金女王も再度のタイトル奪取に意欲的だ。２３歳の酒井美紀、２１歳の渡辺彩香、２０歳の鈴木愛と昨年ツアー初優勝を果たした若手の戦いぶりも見逃せない。昨年の史上最年少優勝で注目を集める１６歳、勝みなみ（鹿児島高１年）らアマチュア勢の活躍も楽しみだ。
　
　　３年ぶりに賞金女王に返り咲き、昨年１２月に結婚したアン・ソンジュ（韓国）は「最高の一年になるように努力したい」と気を引き締める。賞金ランク３、４位のイ・ボミ、申ジエらの韓国勢、昨年国内メジャー２勝で同２位のテレサ・ルー（台湾）らも万全の態勢で臨む。
　
　　開幕戦には、米ツアーからも沖縄出身の宮里美香と上原彩子、参戦３年目の有村智恵、今季初参戦した横峯さくらが出場する。【佐藤則夫】