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ドラフト目玉にまた受難 1位候補の駒大・今永が故障 スカウト陣困惑…
今秋ドラフトの目玉の1人、駒大のエース左腕・今永昇太投手(21)が左肩腱板に炎症が起きていることが判明し、プロ球団スカウトの間で動揺が走っている。
「まずはノースローで肩の治癒を優先させたい。投げないままだと筋力が弱っていくので、肩回りの筋肉を鍛えながらになる」
9日、神宮での東都大学野球春季リーグ拓大戦後、今永は報道陣に囲まれた。3月19日まで行われた日本代表候補合宿後に左肩の痛みが発生。復帰は早くても5月中旬の見込みだが、故障は初めての場所という。西村監督は「無理に投げさせることはしない」と慎重に回復させる方針だ。
今永はMAX148キロ直球を軸に変化球の精度も高い左腕。そんな即戦力候補のアクシデントに、ネット裏のスカウト陣の表情が険しい。日本ハムの山田スカウト顧問は「肩は怖いね。もともとルーズショルダー気味だというが…」。ヤクルト・松井編成部長も「困ったなんてもんじゃない。去年に続いて“ドラ1”が故障しちゃうのか」と眉間にしわを寄せた。
昨季もドラフト候補だった大学組のエースたちが故障や不調に陥ったのは記憶に新しい。ダントツ人気だった早大・有原(日本ハム)は右肘に炎症を抱え、中大・島袋(ソフトバンク)は左肘の故障からフォームを見失い深刻な制球難に。明大・山崎福(オリックス)や亜大・山崎康(横浜DeNA)も3年生までの好投から一転、不振にあえいだ。
そして今季は今永だ。そんな目玉たちがドラフトイヤーで苦しむのは何故か。あるスカウトは「彼らは体のできていない1、2年のころからエースとしてフル回転してきた。第1戦に完投して、中1日で疲れが抜け切らないまま第3戦で完投することもある」。登板過多が肩と肘をむしばんだとみる。
今永は「今は自分の体のことを知るための時期と考えています」。前向きな表情が救いだ。 (片岡将)