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マクラーレン「675LT」ジュネーブモーターショーに限定モデル、新機軸採用
英国のマクラーレン・オートモーティブはジュネーブモーターショーにて、限定モデル「675LT」を公開した。「650S クーペ」に軽量化・エアロチューン・パワーアップを施したモデルで、「イグニッション・カット」テクノロジーなど新機軸も採用されている。
マクラーレン「675LT」
同モデルはベースモデルから1/3のパーツを変更するなど大幅な改良が行われた。フロント/リアをそれぞれ20mm拡大することで、スタビリティとハンドリングを最適化。サスペンションのスプリングは、レートをフロント27%・リア63%に高めている。
車重は1,230kgとなっており、これは軽量で知られるベースモデルより100kgもの軽量化の結果となっている。軽量化の手法としては、たとえばウインドウ・スクリーンとリア・バルクヘッドのガラスを薄くしており、エンジンカバーもモータースポーツ仕様のポリカーボネート製に変更するなど、ガラスまわりだけで4.5kgもの軽量化を実現している。
トランスミッションは7速デュアルクラッチ式シームレス・シフトギアボックス(SSG)で、「Normal」「Sport」「Track」のモードも引き継がれた。最適化されたスロットル・レスポンスとシフトチェンジにより、従来より最大2倍の反応速度を誇る。新たに開発された「イグニッション・カット」テクノロジーにより、シフトチェンジの際にスパークを一時的にカット。このF1譲りの技術アプローチによって、最速のシフトチェンジ、ドラマチックなサウンドを実現している。
同モデルの価格は25万9,500ポンド(英国販売価格)からとなっており、500台の限定販売。デリバリーは7月から開始予定とされている。