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八王子ナンペイ射殺事件で浮上した“指紋一致男”の3つの不可解
’95年に東京・八王子のスーパー『ナンペイ』で発生した強盗殺人事件が、注目を集めている。同事件ではアルバイトの女子高生ら3人が銃殺されたが、ここにきて現場に残された粘着テープから検出された指紋が、ある男性のものと酷似していることが判明したのだ。
「この男性は当時多摩地域に居住し、約10年前に60代で病死したが、警視庁が最新技術でテープの指紋を採取し、約1000万人のデータと照合したところ重要人物に浮上したのです。通常、指紋は12点の特徴点の一致で判定されるが、男性の場合は8点が一致。その確率は約1万分の1といわれているのです」(警視庁詰め記者)
ちなみに、この男性は生前運送業に従事していたが、盆栽窃盗容疑で逮捕され、指紋を採取されていたという。また『ナンペイ事件』では、付近で目撃された車と同じ車種を所有していたことから、事情聴取を受けた経歴も持っているのだ。
そのため、警視庁は再捜査を進める方針だが、男性の事件への関与には不可解な点もあるという。
「その一つがアリバイです。当時の勤務記録によれば、事件時に男性は八王子とは別の場所にいたことが判明している。また、現場に残された汗とタバコの吸い殻から採取されたDNAが、男性の親族から提供されたものと一致しない。それゆえ、男性が触れたテープが何らかの原因で使用された可能性も高く、周辺人物の犯行説も浮上しているのです」(捜査関係者)
また、社会部記者が言う。
「最大の謎は拳銃です。使用された銃は38口径の回転式で、米・コルト社製かフィリピン製の模造銃スカイヤーズ・ビンガム・コマンチと見られている。3人とも至近距離から脳幹を撃ち抜かれており、明らかに銃の扱いに手慣れた者の仕業なのです。警察は男性の渡航歴などを再度調べているが、今のところこれに結び付くものは見つかっていない。この謎が捜査関係者を焦らせているのです」
これまでも、さまざまな犯人説が浮かんでは消えた未解決事件に、終止符が打たれるかが見モノだ。