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大阪・高槻市営バス運転手が“替え玉”でアルコール検査受ける
大阪府高槻市の市営バスで、運転手がアルコール検査を替え玉で受けて、合格していたことが分かった。
同市交通部によると、1月29日午前6時頃、緑が丘営業所所属の嘱託職員の運転手(61)が出勤点呼時のアルコール検査を受けた際、呼気中に1リットルあたり0.117ミリグラムのアルコールが検出された。
本来であれば、15分後に再検査を受けなければならないが、運行管理者が点呼場から目を離したすきに、同僚の嘱託職員の運転手(65)が身代わりで検査を受け合格。アルコールが検知されていた運転手は、その後8時間にわたって乗務した。
替え玉で検査を受けたウワサが営業所内で広まり、交通部が所内に設置された監視カメラの映像を確認したところ、不正が発覚した。
2人は事実関係を認めており、アルコールが検知された運転手は「検査前に栄養ドリンクを飲んだ」と話し、身代わりになった運転手は「基準を超えると出勤停止処分になるので、かばうためにやった」と話しているという。
同市は「市営バス乗務員の服務規律に違反するものであり、重大な職務命令違反及び信用失墜行為に該当する」として、2人を2月25日付で懲戒解雇処分とした。
また、再検査の際に目視による確認を怠ったとして、同営業所の40代運輸主任を減給10分の1(1か月)。監督管理責任を問われ、50代の所長と副所長を戒告、交通部長ら管理職4人を訓告、60代の自動車運送事業管理者を口頭厳重注意の処分にした。
交通部は「関係者の皆さまにはご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。今後、このようなことがないよう再発防止、綱紀粛正に努めてまいります」としている。
当該運転手から検出されたアルコールは道交法の酒気帯び運転の基準値を下回っていたが、それでも検知されたのは事実。事故が起きなかったから良かったものの、何か起きていたら取り返しのつかないことになっていた。
(蔵元英二)
*写真イメージ