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鉄道好き必見! アメリカの広大な大地を走る蒸気機関車を追った写真旅
「古き良き時代」。そんな言葉を使いたくなるのは、長い時を経てもなお人々を魅了し続けるものがそこにあるからだろう。そのひとつに数えられるのが「蒸気機関車」だ。現在、蒸気機関車はより近代的な乗り物に主役を明け渡しているが、雄大な自然と蒸気機関車はまさに絵になる風景だ。そんな風景をアメリカの広大な大地の中で探してみた。
米国サイト「Bored Panda」で紹介されている蒸気機関車の写真は、エンジニアをする傍ら独学で撮影を学んだというMatthew Malkiewicz氏の作品だ。Malkiewicz氏はヴィンテージの鉄道を求めて、アメリカ中を旅しているという。
バージニア・アンド・トラッキー鉄道/ネバダ州
19世紀後半にネバダ州を取り巻いたゴールドラッシュにこの鉄道が敷かれ、バージニア・シティは世界一大富豪の多い”金持ちの街”になったという。当時の人々の夢を乗せて走った鉄道だ。
デュランゴ・アンド・シルバートン狭軌鉄道/コロラド
ロッキー山脈の深い山あいを走る鉄道。この蒸気機関車を撮影していた時、そばにいた子供が何の意図もなくMalkiewicz氏の前にやってきてレールに座り、列車を眺めたという。偶然にも幸運なピースがそろった作品だそうだ。
ウエスタン・メリーランド鉄道/メリーランド州
125年間活動していた鉄道。現在は観光列車としてカンバーランドの街からアレゲーニー山脈を通り、フロストバーグまでの32マイル(約51km)を走っている。
イースト・ブロード・トップ鉄道/ペンシルベニア州
1856年に敷かれた、アメリカのナローゲージ(通常より幅の狭いレール)としては最古の鉄道。残念ながら2012年より観光での運行を休止しており、再開の目途は立っていない。
ストラスバーグ鉄道/ペンシルベニア州
1832年に設立後、人と貨物の重要な輸送手段として活躍した鉄道。電車が普及し始めた第一次、第二次世界大戦中も物資の運搬のために運行していたという。
現在、100年以上もの間アメリカを駆け巡ったこれらの蒸気機関車は実用としての役割を終え、運行されていても観光用というスタンスだ。しかし、アメリカの荒野や山間をもくもくとした蒸気をあげながら走る姿は開拓時代さながら。それを見る限り、これらの鉄の巨体からは威厳が全く失われていないようだ。
このほかの「蒸気機関車を追った写真旅」はオリジナルサイトを参照。
※写真/記事提供: Bored Panda
出典: Malkiewicz氏のホームページ|500px
筆者プロフィール: 木口 マリ執筆、編集、翻訳も手がけるフォトグラファー。旅に出る度になぜかいろいろな国の友人が増え、街を歩けばお年寄りが寄ってくる体質を持つ。現在は旅・街・いきものを中心として活動。自身のがん治療体験を時にマジメに、時にユーモラスに綴ったブログ「ハッピーな療養生活のススメ」も絶賛公開中。