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阪神・西岡、異動先の三塁守備に課題山積 打撃で補えないと…
沖縄・宜野座キャンプで上本との二塁争いが注目され、結果的に三塁へ回った阪神の西岡剛内野手(30)。異動先でも課題は解決していない…。
4日、ソフトバンクとのオープン戦で実戦では今季初の三塁守備についた。寒風が吹き抜けた甲子園では、キャンプ中に一度しかつかなかった西岡の新たな持ち場での守りに、注目が集まった。
3回1死一、二塁の場面。李大浩が阪神先発・能見の外角直球を引っかけ、併殺を狙えた打球をファンブル。これに動揺したのか、左腕は直後に松田へ押し出し死球を与え先制を許した。
何ともバツの悪い“三塁デビュー”となった西岡は試合後、「(プレー)内容は良くない。(原因は)感覚的なモノ。開幕までに結果を出したい」と険しい表情。和田監督は「今日のエラーは全然問題ない」とかばったが「今のうちにどんどん失敗して、生きた打球を受けないとね」と付け加えた。
昨季からスローイングでの不安を抱え、オフには右ひじ遊離軟骨の除去手術を受けた。それだけに完全復活を狙う11年目の今季に懸ける思いは強いが、課題は多い。
「コンバート先の三塁の実戦に入るのが遅れたのは、手術後3カ月でキャンプに入り、特守も行えるようハイペースでリハビリをした影響が考えられる。開幕までの無観客試合を含めた実戦は残り14試合。二塁と比べて三塁は遠投が多くなる。打球勘、守備位置から見る景色など慣れるまでの時間としては微妙で、シーズンが始まってもある程度は失策覚悟での起用となる」(球団関係者)
また西岡の三塁起用をめぐっては、こんなリスクもある。
「現状、三塁候補の今成、陽川はケガで別調整。実質的に新井良との競争になるが、ひとまずは西岡優先でしょう。ただし、守備のマイナス面を3割以上の打率を残してカバーできるか。できないとなると、チームの士気にも大きく影響が出ると思う」(球団OB)
かつて指揮官に「チームを変えられる男」といわしめた男の“真価”が問われる事態だ。 (山戸英州)