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防災ジャーナリストが教える やってはいけない巨大地震時の最悪行動
「大地震の後、津波が押し寄せてくる際に潮が引くのが津波のサインだと理解している人は多いと思います。ところが、潮が引くことなく突如、海面が盛り上がり津波がやって来ることもあるのです」(防災ジャーナリスト・渡辺実氏)
東日本大震災で被災地となった岩手県大槌町では、引き潮がなかったように見えたために住民の多くが避難せず、被害が拡大したとの見方もある。
3・11から4年。南海トラフや関東直下などの巨大地震の危険性と対策が叫ばれているが、その時が来た際の避難方法に関しては意外に間違った知識を持っている場合が多い。冒頭の渡辺氏も「自分が信じている“地震常識”を、今一度確認した方がいい」と警告する。
「例えば、東京湾の津波はあまり現実的ではないと考えられているが、大地震の直後にベイエリアの地下にとどまっているのはあまりお勧めできない。地下鉄にしろ地下街にしろ、もし津波に襲われたら出入り口と換気口から水が入ってくる。こうなればひとたまりもないのです」
そのため、「地下は地上より揺れが少なく安全」ではなく、タイミングを見計らい、すみやかに避難する必要があるという。
また、気象庁のホームページにも「震度6強以上の揺れでは耐震性のある建物でも壊れる可能性がある」と指摘されている通り、地震の際に机の下などにもぐって揺れが収まるまで待っていると、最悪なケースを招く場合もある。
「できれば一目散に出入り口に向かい扉を開け、いつでも脱出できる態勢をとること。もし揺れが激しく一気にたどり着けない時も、落下物を注意しながら何とかして移動することです」(サイエンスライター)
また、揺れが始まった際に気を付けなければならないのは、ガスよりも電気だ。
「震度5強相当以上の時は、ガスメーターが自動的にガスを遮断するため心配ない。一方の電気は、復旧した際に倒れた電気ストーブなどから出火する通電火災を起こす可能性がある。ガスの元栓を閉めるよりブレーカを落とすことです」(同)
自分の身は自分で守るしかない。