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ポルシェ、4WDのカレラシリーズトップモデル「911カレラ4 GTS」を発表
ポルシェAG(ドイツ)は、911カレラGTSのラインナップを強化するため、新たに「911カレラ4 GTS」のクーペとカブリオレを導入すると発表した。カレラGTSシリーズで最高の300kW(408hp)エンジンを搭載する。同モデルは2011年7月より世界各国のマーケットに順次導入開始される予定。
ポルシェ、911カレラ4 GTS
今回のモデルのパワーユニットは、「カレラS」の3.8L(リッター)6気筒エンジンをベースにしながらも、インテークマニホールドの最適化により17kW(23hp)のパワーアップを実現。7,300prmで最大出力300kW(408hp)を発生する。同インテークは中低回転域でのトルク特性に優れ、4,200~5,600rpmの幅広い回転域で420Nmの最大トルクを生み出し、1,500rpmで320Nmを発揮する。またスポーツエグゾーストシステムが標準装備される。
0-100km/h加速は、クーペが4.4秒、カブリオレは4.6秒でクリアする(7速PDKモデル)。それでいて燃費はこれまでのカレラ4Sモデルより大幅に向上し、新ヨーロッパ走行サイクル(NEFZ)ではクーペが11.0L/100km(約9.1km/L)、カブリオレは11.2L/100km(約8.9km/L)となっている。
PTM(ポルシェ トラクション マネージメント)による4輪駆動は、高いレベルの走行安定性、トラクション、ハンドリング性能を得ている。PTMはマルチプレートクラッチを介してフロントアクスルに最適なトルク配分を行なる。さらに機械式リミテッド・スリップ・リアディファレンシャルも採用されている。
また、新しい「カレラ4 GTS」は、これまでの後輪駆動モデルと区別するため、テールライト間に4輪駆動モデルであることを示すリフレクターストラップが追加された。ただしワイドボディやリアトレッドは従来の4輪駆動モデルと共通。その他の違いとしては、センターロック式19インチRSスパイダーホイール、305/30ZR19のリアタイヤ、ブラックのリップスポイラー付きフロントエプロン、ブラック仕上げのサイドスカートなどがある。
ポルシェ、911カレラ4 GTS