東京タワー、11日に震災後初のライトアップ

　

　

　哀悼の光 ダイヤモンドヴェール イメージ図
　照明デザイン:(株)石井幹子デザイン事務所

　東日本大震災の発生から2カ月を迎え、東京タワーは11日より、通常より消費電力を約50～65%削減した節電型のライトアップを実施。6月30日までの毎日19:00～22:00の 3時間点灯する。

　東日本大震災後、初めてのライトアップとなる11日から3日間は、震災の犠牲者や被災者に"哀悼の意"を表する白色光のダイヤモンドヴェール『哀悼の光』を点灯する。タワー先端部の照明と足下のライトを消灯し、通常より約50%減の電力に抑える。

　哀悼の光は当初、11日の1夜限定で予定していたが、公式WEBサイトで点灯告知をしたところ「1日だけでなく、もっと点灯してほしい」「東京タワーがライトアップしていないと、復興への気運が上がらない」「ライトアップされた東京タワーを見ると元気になる」などの反響があったため、急遽3日間の点灯に踏み切った。

　14日～6月30日までの平日は、オレンジ色のライトアップ「ランドマークライト」、金曜・土曜・日曜・祝日は19:00～20:00に「ランドマークライト」、20:00～22:00には「ダイヤモンドヴェール」を点灯する。それぞれの使用電力は、通常点灯時と比べて平日は約50%減、金曜・土曜・日曜・祝日は約65%減の電力となる。7月1日以降のライトアップ点灯は、現状では未定。