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メルセデス・ベンツ、「Sクラス」に新開発エンジンを搭載

 メルセデス・ベンツ、「Sクラス」に新開発エンジンを搭載

 

 メルセデス・ベンツ日本は、最高級セダン「Sクラス」を一部改良し、走行性能や環境性能などを向上した新開発のV型6気筒/V型8気筒エンジンを搭載した「S 350 BlueEFFICIENCY」「S 550 BlueEFFICIENCY」「S 550 BlueEFFICIENCY ロング」「S 550 4MATIC BlueEFFICIENCY ロング」の発売を開始した。価格は1,065万円~1,585万円。

 メルセデスベンツ Sクラス

 S 350 BlueEFFICIENCYには、新開発の3.5L V型6気筒エンジンには、直噴エンジン技術「BlueDIRECTテクノロジー」を搭載することで、優れた燃焼効率と、従来比34PS(25kW)増の最高出力306PS(225kW)と、従来比20Nm増の最大トルク370Nmを実現した。また、最新の高効率7速AT「7G-TRONICプラス」やアイドリングストップ機構「ECOスタートストップ機能」と組み合わせることで、51%燃費を向上し、平成22年度燃費基準+25%、平成21年度排出ガス基準75%低減レベルを達成した。

 S 550 BlueEFFICIENCY(ロング、4MATICロング)に搭載される、進化初のV型8気筒エンジンは、排気量が従来の5.5Lから4.7Lにサイズダウンされたが、直噴式燃料噴射システムと、マルチスパーク・イグニッション、ツインターボチャージャーなどにより従来モデルに比べ、最高出力は従来比48PS(35kW)増の435PS(320kW)、最大トルクは従来比170Nm増の700Nmを達成しつつ、燃費は約33%向上したという。

 これらのエンジンに組み合わせられる新開発のECOスタートストップ機能付き7速オートマチックトランスミッション「7G-TRONIC」は、新設計のトルクコンバーターと油圧回路、粘度の低いトランスミッションオイルなどを採用することで伝達ロスを減らし、レスポンスの向上とスムーズな変速、燃費向上に貢献しているという。

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