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真夏の"身"冷スポット探訪
心頭滅却すれば火もまた涼し、と言うものの……。もし心身を内側からクールダウンする術を会得したなら、夏の暑さなどモノともしない人間になれるのか? そんなムリのある課題にヒントを求め、今回は精神的な涼を求めて坐禅体験にチャレンジ。まぁそんな都合の良い技なんて無いってことを、最初の五分で知らしめられることになるのだが……
坐禅は「心のお掃除」閑静な住宅街にある「東京禅センター」
お邪魔したのは、東京世田谷区にある「東京禅センター」。寺ではなく、公民館を少しアットホームにしたような雰囲気の施設で、習い事感覚で訪ねることができる。同センターでは月に1~2回のペースで初心者向けの体験会「坐禅体験!」を開催している。寺院で行われる坐禅会はちょっとハードルが高い、と思う初心者でも、ここなら座り方から丁寧に教えてくれるし、時間も短めなので安心だ。
今回は20畳ほどの部屋に15~6人の参加者が集まった。部屋の壁沿い三辺に参加者が中央を向いて座り、正面には指導をするご住職が座っている。参加者は男女半々くらいで、年齢層は幅広い。筆者と同じく全くの初心者もいれば、他の坐禅会に参加経験のある人も。はじめに、住職の篠塚純海さんから坐禅を組むことの意味や目的についてのお話を聞いた。
坐禅体験を指導してくださった住職の篠塚純海氏
坐禅とは「心の掃除」である、という。心を鏡に例えると、鏡の前に立てばありのままの姿が映り、そこを離れれば姿は消える。つまり何かが起こった後に、そこへ気持ちを残さないことが大事だという。残ってしまった気持ちは溜まり、積み重なって、心が重くなっていく。いわば、鏡に"気持ちの埃"がついて曇った状態だ。これではありのままの姿を映すことができず、余計に悩み苦しむ原因となってしまう。
坐禅とは、この"心の埃"を掃除することで、物事をありのままに見ることができるようにするためのものだという。瞑想により何らかの不思議な力が得られるわけではないのだ。