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公園が近くにある住まいのメリット・デメリット
公園が近くにある住まいのメリット・デメリット
お部屋探しをする際の条件に、「公園が近くにある」ことを挙げる方もいるかもしれません。緑が多く雰囲気がよい感じがするという理由で「公園が近くにある」のは漠然とメリットと考えてしまうかもしれませんが、意外なデメリットも? そこで、公園が近くにある住まいのメリット・デメリットについて“不動産・住生活”のプロに伺いました。
部屋から緑を見ることができる公園の前に住みたい。事前に知っておきたいことはある?
公園の前にある部屋は、目の前に建築物が建つことはまずありません。ですから、その眺望や環境が守られるのは大きなメリットです。ただし、デメリットもあります。
一般的に「公園があると静かでよい環境」と思いがち。ですが、意外なこともあります。公園にはさまざまな人が集まるので、それが、苦情の原因になることがあるのです。たとえば、「休日にゆっくり寝ていたいのに、キャッチボールやゲートボールをしているので目が覚めてしまう」という意見や、「夏になると、花火を挙げる音や声がうるさい」という意見があります。
このほか、公園の前に住んでいる人が「予想外だった」こととして、次のような意見を挙げています。
・鳥が多く、フンがベランダに残される
・カメムシや毛虫、夏の蚊などが部屋に入ってくる
・夏になるとセミの声がうるさくて寝ていられない
・晩秋になると落葉樹の葉がベランダに舞い込みやすく、掃除が大変
・風が強い日は砂が舞い込んできて、洗濯物をベランダに干せない
・夜になると静かすぎて、人通りがなく怖い
・樹木が生い茂っていると見通しが悪く、建物周囲の防犯面で不安な面がある
・イベントが多く、週末になると大音量の音楽が聞こえてきてうるさい
大きく分けると、「自然を原因とするもの」と、「人を原因とするもの」の2つになります。なかでも、後者は自然環境を重視するなら避けては通れません。公園に限らず、緑道に面した住戸にも当てはまる可能性があります。
それでも、すべての公園に面した住戸でこのような不満が出るわけではありません。公園の大きさや周辺環境、それまでの使われ方、位置などによって異なります。そこで、昼や夜、平日や休日と曜日や時間帯を変えて住みたいアパートやマンションの周辺を何度も見に行ってみましょう。公園のなかもぐるりと見まわってみて、注意を呼びかける貼り紙などがないかを確認してみましょう。
高田七穂(たかだ なお):不動産・住生活ライター。住まいの選び方や管理、リフォームなどを専門に執筆。モットーは「住む側や消費者の視点」。書籍に『絶対にだまされない マンションの買い方』(共著)『マンションは消費税増税前に絶対買うべし!?』(いずれもエクスナレッジ)など。「夕刊フジ」にて『住まいの処方銭』連載中
本記事は「マイナビ賃貸」から提供を受けております。
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