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部屋干し 楽々
一室で洗濯から収納まで 専用器具でスッキリ
- 天井に設置した「ホシ姫サマ」
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共働きの増加や花粉対策などで、日常的に室内に洗濯物を干す人が増えている。作業をスムーズに行うために工夫された間取りや器具も提案されている。
東京都板橋区の渡辺利昌さん(41)は、2年前に家を新築した際、2階に、洗う、干す、たたむ、しまうという洗濯に関わる一連の作業を行える部屋を設けた。
洗濯機の前に、日当たりの良い南側のベランダに接する2畳大の畳敷きのスペースがある。壁際に洋服だんすとハンガーラックを配置して、天井には物干しざおをかけられる金具を取り付けた。
妻めぐみさん(41)との共働きで、夜に手早く洗濯を済ませる必要があった。利昌さんは「以前住んでいたマンションと違い、部屋とベランダを行ったり来たりしなくて済む。天気を気にせず洗濯できる点も重宝している」と喜ぶ。
渡辺さんが家づくりの際に取り入れたのは、積水ハウス(大阪市)が共働き世帯向けに提案している「洗濯専用室」という設計プラン。同社住生活研究室の河崎由美子さんは「時間や手間が省けるだけでなく、衣類の在りかや状態も分かりやすくなる。洗濯物の多い世帯や高齢者世帯にもお勧め」と話す。
狭い室内で、部屋干しできる場所を作り出せる器具も増えている。
パナソニック(大阪府)の「ホシ姫サマ」は、細長いボックスに、物干しざおを収納した部屋干し専用器具だ。天井や壁面に設置し、部屋干しするときだけ、ひもやリモコンでさおを取り出す。
天井付けの場合、さおは天井から最大120センチ下りるので、干しやすい高さで洗濯物をかけて、干さない時は邪魔にならない位置まで引き上げるといった使い方も可能だ。
さおは1本か2本で、最も安いさお1本タイプ(手動式、耐荷重8キロ)は2万8500円(税抜き)。設置する部屋は問わないが、壁面などの下地にしっかり固定する必要があり、設置作業は工務店などに依頼することを勧めている。
- ワイヤがさお代わりとなる「pid4M」
森田アルミ工業(大阪府)が販売するのは、ワイヤタイプの室内用物干し「pid4M(ピッドヨンエム)」。相対する壁に、ワイヤが収納されている10センチ大の箱形の本体と、延ばしたワイヤを留める器具を設置。使用時は最長4メートルのワイヤを延ばし、さお代わりにする。耐荷重は10キロで、1万2000円(税抜き)。
ライオン(東京)が昨年行った調査によると、室内干しを「いつも」している人は27%で、「ときどき」の24%と合わせて半数を超えた。共働きや高層マンションの増加といった住生活環境の変化や、花粉や微小粒子状物質(PM2・5)、局地豪雨などへの対策が背景にあるという。
同社お洗濯マイスターの山縣義文さんは、「部屋干しの際は、においを防ぐためにも、洗濯物の間隔を拳ひとつ程度空け、扇風機で風をあてながら早く乾くように心がけて」とアドバイス。また、「部屋干し用の器具は、壁際よりも、風の通る部屋の中央に設置するとよいでしょう」と話している。
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- ワイヤがさお代わりとなる「pid4M」