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“Adobe Readerなし”でできる、PDFへのテキスト記入方法
申込書への記入や注釈のやりとりなど、PDFを印刷せずに画面上でテキストを記入するというニーズは身の回りに数多く存在する。前回は、Adobe Readerを用いてPDFにテキストを記入する方法を紹介したが、今回はWebサービスを用いる方法を紹介しよう。
オンラインでPDFにテキストを記入できる機能を備えたWebサービスはいろいろあるが、そのほとんどは日本語に対応していない。もし記入できたとしても、ダウンロードする段階で文字化けするなど、実用に耐えない場合がほとんどだ。
その点、今回紹介する「PDFescape」は、日本語も問題なく記入でき、また図も張り付けられるなど、Adobe Readerに比べて多機能だ(ほかにもページの回転、削除、順序入れ替えといった編集作業にも対応している。こちらはまた別の機会に紹介する予定だ)。
使い方は簡単で、まずはPDFファイルを読み込んで表示させ、続いてメニュータブの「Insert」にある「Text」をクリック。あとはテキストを挿入したい箇所をクリックして、ワープロの要領でテキストを入力する。フォントは英数字のみ4種類から選択でき、このほかフォントサイズ、強調、斜体、下線、色を指定できる。複数箇所に記入する場合は、クリック→記入を繰り返せばよい。
記入が完了し、ページ左端のツールバーにある「Save & Download PDF」をクリックすると、ローカルへのダウンロードが行われる。ちなみにAdobe Readerで記入したテキストは注釈として扱われるが、上記の方法で記入した場合、原本のPDFファイルに直接書き込んだものとして扱われる。プロパティなどを見ても、もともとPDF上に存在していたテキストと見分けがつかないので、既存のPDFを修正する用途などにも向いている。
Adobe ReaderがインストールされていないPCはそう多くないだろうが、今回の方法はOS不問でWebブラウザさえあれば利用できるので、知っておくと重宝するだろう。なお、パスワード保護で編集が制限されているPDFファイルに対して利用できないのは、前回紹介したAdobe Readerと同様なので、その場合はあきらめて、いったん紙に印刷してから手書きで記入するようにしよう。
なお、PDFescapeは外部のサービスということで、会社によってはセキュリティポリシーの関係で利用できない場合もある。利用にあたっては、必ず管理者に可否を確認するようにしてほしい。
[山口真弘,Business Media 誠]