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「ガンバで見たことない」。悲願の代表デビュー戦、宇佐美が見せた献身性。更なる高みへ闘志燃やす
実現した“3枚看板”との競演
長く代表での活躍を期待されてきた宇佐美貴史。しかし、その期待とは裏腹に初招集から3年もの間デビューは見送られてきた。そして、ついに初キャップとなったチュニジア戦、持ち前の攻撃センスに加えて多く指摘されてきた献身性も見せた。
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ヴァイッド・ハリルホジッチ新監督の初陣となった27日のチュニジア戦(大分)。時差と移動疲れから相手がペースダウンしてきた後半27分、指揮官は0-0の均衡を打ち破るべく、本田圭佑(ミラン)と香川真司(ドルトムント)のダブル投入に続き、岡崎慎司(マインツ)と宇佐美貴史(G大阪)を2枚代え。
岡崎の1トップの背後に本田、香川、宇佐美を2列目右から並べるという超攻撃的布陣にする大胆策を見せたのだ。
「技術的に高く、そこをストロングポイントにしている選手たちであれば、特に話し合わなくても感じられる部分があると思う。だから、自然に試合の中で合わせられるイメージも自信もあります。
真司君と横に並んだ場合も真司君に任せとけば大丈夫。真ん中で受けてそこから作れる選手なんで、任せるところは任していけばスムーズにいくと思います」と宇佐美は本田、岡崎、香川の日本代表攻撃陣の3枚看板との競演を思い描いていたが、それがいきなり現実となった。
彼ら4人に託されたのは、ゴールと勝利という結果しかない。それを貪欲に追い求めるべく、宇佐美も献身的なプレーを見せる必要がある。
Jリーグでは日頃、オフ・ザ・ボールの動きに課題を抱えていると言われる彼が、前線から長い距離を走ってボールを追う姿を目の当たりにして、同僚の藤春廣輝が「ヒガシ君(東口順昭)と『ガンバであんなの見たことない』と話しました」と言うほど、彼は日本代表初舞台に全精力を注ぎ込んだ。
得点ならずも垣間見せた攻撃センス
2011年6月にアルベルト・ザッケローニ監督に招集されてから丸3年。やっと訪れたチャンスを確実につかまないわけにはいかなかったのだ。
強い危機感が1つの形になって表れたのが、後半38分の本田のチーム2点目の場面だろう。本田→宇佐美→岡崎→香川とつながり、背番号10が左足シュートしたこぼれ球に本田が反応したゴールだったが、宇佐美も最前線にしっかりと詰めていた。
そして、香川からのスルーパスに抜け出した後半44分の決定機も彼らしさが前面に出ていた。角度のないところからのシュートは右ポストに当たって跳ね返り、代表デビュー戦初得点こそならなかったが、切れ味鋭い点取り屋の一端を垣間見せたと言っていい。…