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「定時出勤厳守」で培われる意識とは
どこの企業にも定時出勤時刻というものはあると思います。ただ、その厳守については様々なパターンがあるでしょう。
・定時出勤は厳守。1分でも遅れるとペナルティ
・タイムカード制で、実労働時間のみ管理
・定時出勤時刻は一応の目安にすぎず、著しく遅れない限り不問
この中で最も厳しいのはもちろん一番目の定時出勤厳守。これを実現するためには、電車が遅れてもダメですし、忘れものをした場合、それを取りに帰る余裕もありません。
最近、これはあまりに労働者に厳しすぎるとして、少なくなっている(出勤時刻について、常識の範囲内でゆるやかな対応が増えている)と聞きますが、実はこの定時出勤の厳守はとても大事な習慣を培うものだと思います。
日頃から、「確実に定時に出勤する」ことを目標とし、その阻害要因を予測して、これに対応する意識を持ち、継続的に行動することで、いざ「失敗できない仕事」に向き合った際、同じようにスムーズに対応できるようになります。
日頃から出勤時間にルーズな社員は、いざというとき、これを1から進めていかなければならず、どうしても失敗リスクは、日頃からしっかり意識づけができている人よりも落ちてしまいます。
定時出勤の厳守は、結構様々なことを予測して対策しなければならず、大変ですが、慣れてしまうと誰でもうまくできるようになるものです。
社会の流れは、「数分の遅れくらい……」という方向に向かっているようですが、定時出勤厳守をきちんと励行させている企業とそうでない企業とでは、いざという場面での対応力に大きな差が生じるでしょう。
ちょっと頑張って、きちんと定時に出勤する。これがいかに大事なことかよくわかる側面です。
(杉本 智則)
【ガイド:All About News Dig編集部】