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新垣隆氏 大学時代は「新垣先生」というあだ名で呼ばれていた
佐村河内守氏(51)のゴーストライターであることを告白したあの会見から約1年。ピアニストで作曲家の新垣隆さん(44)が、初の自分名義となるクラシックCD『ロンド~珠玉のヴァイオリン名曲集』(3月11日発売)をリリースする。タッグを組むのは、新垣さんの桐朋学園大学在学時からの旧知の仲である、ヴァイオリニストの礒絵里子さん(42)だ。当サイトでは2人の関係、そしてCDに込めた思いを聞くべく2人に直撃した。
――騒動から1年、自分名義で音楽活動することに対しての意気込みは?
新垣:基本的には変わってはいないんですけども、多くのかたが見てくださっているというのは今までとは違うものという気がします。自分の表現として世に出せる、世に問うことができるというのは大変うれしくもあります。それが良いものでも悪いものでも、全部責任も負うんだという気持ちですね。
――アルバムはどんな作品に仕上がっていますか?
新垣:私は現代音楽の作曲家なのである意味、挑戦でした。19世紀のヨーロッパの香り豊かな文化への私からのオマージュになっています。
礒:100年後、200年後も演奏してもらえるようなマスターピースになっていると思います。
――ところで、学生時代はおふたり、どういう感じだったんですか?
礒:新垣さんは2才上なんですが、うちの学校は先輩とか後輩という上下関係が全くなくて“新垣先輩”とは呼ばなかったんです。でもあまりに優秀なことから“新垣先生”というのがあだ名(笑い)。昔から小さい声でぼそっと面白いことをいって笑わせてくれるような人でしたよ。
一度、私がリハーサル前に楽器を忘れて、結果ものすごい遅刻をしたことがあったんですが、新垣さんは携帯を持っていらっしゃらなくて連絡の取りようがなかったんですね。で、到着して“ごめんなさい~!”って走って行ったら、怒りもせず、仲間と将棋をさして待っていてくれたことがあります(笑い)。
新垣:礒さんは今と変わらない人です。すごく明るい性格でお友達が多く、礒さんの周りに自然と輪ができてるという感じです。
――新垣さんにはヴァイオリニストの彼女がいたという報道がありましたが、それって…?
新垣:残念ながら、礒さんには当時すでに彼氏がいらっしゃいましたから。私にはとてもとても。先に取られちゃったという感じですね(笑い)。
――礒さんが中心となって、昨年6月に『新垣隆 with フレンズ』というコンサートを開いたそうですね。…