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【アナログゲーム決死圏】第1回 アナログゲームってなんだ?ボードゲームやTRPGなど、その種類と魅力を解説
インサイドをご覧の皆様、はじめまして! 筋肉映画ライターの傭兵ペンギンと申します。 仰々しい肩書がついておりますが、この連載で語らせていただきますのは、私が筋肉映画と同じくらい熱中しているアナログゲームのお話です。
しかし、ここインサイドはデジタルゲームの情報がメインのサイト。ですので、いろいろ熱く語り始める前に、まずは準備体操としてアナログゲームというものを全く知らない方に向けて、簡単に解説していきます。
◆アナログゲームとは
アナログゲームを簡単にまとめると、「コンピューターを使わず遊ぶゲームのこと」となります。他にも電源不要ゲームや、非電源ゲームなどと呼ばれています。
コンピューターを使わないというくくりなので、チェスや麻雀、トランプ、トレーディング・カードゲーム(TCG)などなど上げていくときりがないほど沢山のゲームが含まれるジャンルです。
そんな数あるアナログゲームの中でも、この連載で熱く取り上げていくのがボードゲーム、TRPG、ミニチュアゲームの3種類。
それぞれの紹介に行く前にまずは、私の考えるその楽しさをお話します。
◆アナログゲームの楽しさ
今回紹介する3種のアナログゲームは、それぞれ独特の楽しさがありますが、全てに言えるのは「他のプレイヤーとコミュニケーションを取りながら同じ空間を共有する楽しさ」と「実際に物に触れながら遊ぶ楽しさ」だと思います。
コミュニケーションといっても、会話だけではなく、そこにいる相手の次の手や表情を読むのも一種のコミュニケーション。またゲームが終わったあとにゲームの感想を言いあったりするのも楽しいコミュニケーションだと思います。
そして駒を動かしたり、ダイスを振ったりしながら遊ぶのは、デジタルゲームではなかなか味わえない楽しさ。またその楽しさから、きれいなアートの書かれたボードやカッコいい駒を使うゲームをコレクションしていく楽しさにもつながって、その楽しさが倍増していきます(やりすぎると財布の中身と部屋の空間は倍減ですが)。
もちろん、この「楽しさ」はあくまで一例ですが、このような「楽しさ」に惹かれるというタイプの人はきっとアナログゲームに夢中になれるはず。そして、遊んでいく中で自分なりのアナログゲームの「楽しさ」を発見するころにはがっつりハマっていることでしょう。
それでは、ボードゲーム、TRPG、ミニチュアゲームをもう少し具体的に紹介していきましょう。…◆ボードゲーム
ボードゲームとは、盤(ボード)上でコマやカードを置いたり動かしたりして遊ぶアナログゲームの総称。囲碁や将棋なども伝統的ボードゲームなので、今回上げる3種の中では一番身近なアナログゲームかもしれません。
一口にボードゲームといっても種類は様々。他プレイヤーと得点を競う対戦ゲームだけでなく、他プレイヤーと共通の目標の達成を目指す協力型ゲーム、またソロプレイに対応したものもあったりします。
日本では徐々に人気が高まってきており、遊べる場所も増え、ボードゲーム・カフェやバーが登場していますが、デジタルのゲームと比べるとまだまだマイナーな趣味だと言えます。ボードゲームは欧米で人気が高く、特にドイツはその人気の中心ともいうべき国で、毎年数百タイトルのゲームがドイツで生み出されています。
そんなボードゲームの中でも1997年に発売された『カタンの開拓者たち』でポピュラーとなった「ドイツゲーム」は、簡潔なルールで短い時間で遊べながらも、奥深い戦略性が味わえるタイプのボードゲームとして人気で、日本でも広く遊ばれています。
「ドイツゲーム」は必ずしもドイツ生まれというわけではないですし、ドイツ生まれのゲームが全部「ドイツゲーム」というわけではないのですが、流行ったきっかけがドイツ生まれの作品だったので、そう呼ばれています。
また最近では、『ドミニオン』などに代表されるゲーム中にカードを入手していきながら、自らのデッキを強化し対戦するという、TCGに似た遊び方をする「デッキ構築型カードゲーム」なども非常に人気。ちなみに、ボードは使いませんが、ボードゲーム扱いを受けていることが多いです。
スマートフォン向けアプリとしてゲーム化されることも多く、そちらで遊んだことがあるという方もいることでしょう。ファンの中にはそういったアプリで練習をしたり、実際に買う前のお試しプレイとしてやってみるという人も結構いるようです。
◆TRPG
TRPG(テーブルトークRPG)とは、紙とペンで遊ぶロールプレイング・ゲームの総称。要するに、アナログに遊ぶ『ドラゴンクエスト』や『スカイリム』のようなゲームで、これらの有名RPGは、1974年にアメリカ発売されたTRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)』を源流に誕生したゲームです。
日本では80年台頃から人気になったので、『D&D』や『ソードワールド』といったタイトルで子供の頃に遊んだことがあるという読者の方も結構いらっしゃるかもしれません。…TRPGは基本的に複数のプレイヤーが同じテーブルを囲みながら、それぞれがキャラクターになりきってパーティーを結成し、会話をしながらストーリーを進めて遊びます。デジタルゲームのRPGと同様に戦闘をするものも多くありますが、その際のランダムな判定をコンピューターではなくダイスを使って行いします。
また、デジタルゲームのRPGとは異なり、(多くの場合)プレイヤーとは別に、ストーリーを語り、NPCやモンスターを操作しながら、ゲームの進行役を務めるゲームマスター(GM)という役割の参加者がいるのが特徴だと言えます。
そんなゲームマスターと他プレイヤーとが会話をしながら物語を進めていくので、行動の選択肢の自由度が高く、即興的に予想外の展開が楽しめるのも特徴。BioWareのゲームのように、沢山ある会話の選択次第でストーリーが変わっていくRPGが好きな人はきっと気に入りますよ。
デジタルゲームのRPG同様、それぞれのタイトルで世界観が異なり、ファンタジーはもちろん、SF、現代劇、時代劇なんかもあったりします。多くのTRPGでは、その世界観で物語を作っていくための背景設定が収録されているので、登場するモンスターの生態や国家の歴史などを読んでいるだけでも楽しくなってきます。
そして、多くのゲームでキャラメイク要素があり、遊ぶ世界観に応じて、性別や種族、職業、容姿はもちろん、性格や生い立ちなんかも気が済むまで作りこむことが出来るのも魅力。デジタルゲームのRPGのキャラメイク画面だけで数時間遊べるタイプの人にはたまりません。
後発のデジタルRPGの先祖ということもあって、デジタルゲーム化も多く、『ダンジョン&ドラゴンズ ミスタラ英雄戦記』、『バルダーズ・ゲート』や『Shadow Run:Returns』はTRPGが原作。ちなみに、それとは逆に『スターウォーズ』や『ログ・ホライズン』といった原作有りのTRPGもたくさんあります。
◆ミニチュアゲーム
ミニチュアゲームとは、兵士や兵器などのミニチュア(模型)を駒として使い、戦場を再現して対戦するシミュレーションゲームの総称。要するに、デジタルゲームで言うところのターン制ストラテジーを、ジオラマの中で実際に駒を動かしながら遊ぶようなゲームです。
その歴史は古く、19世紀頃から鉛の兵隊を使って遊ばれていましたが、近代のミニチュアゲームは1983年にイギリスで発売されたファンタジー・ミニチュアゲーム『ウォーハンマー』が人気を獲得して以来、欧米を中心に様々なタイトルが登場しています。…先述のTRPGのように各駒に設定された能力値とダイスを使い、様々なゲーム上の判定を行いながら遊んでいきます。駒を動かす際、マス目ではなく、メジャーを使って移動や攻撃の距離を測って遊ぶものが多いのも特徴の1つです。
大戦争を再現するものから、少数精鋭部隊による遭遇戦を再現するものまで戦闘規模も様々。歴史上の戦いを再現するものはもちろん、TRPGと同様にファンタジーやSF系の独自の世界を舞台に対戦するものがたくさんあります。
しかし、なんといっても最大の特徴は、対戦ゲームでもありながらも模型趣味であるというところ。自分で組立や塗装をした駒を使い、自分だけの軍隊を編成し対戦するところが面白いです。上手に塗ってあっても強くなったりするものではありませんが、『ガンダムビルドファイターズ』の先祖みたいな雰囲気のゲームと捉えてくれるとイメージが湧きやすいかもしれません。
他のアナログゲーム同様、デジタルゲーム化もされており、『Warhammer 40,000:Dawn of War』や『Blood Bowl』、『Warmachine:Tactics』はどれもミニチュアゲームが原作。かく言う私も、『Dawn of War』のフィギュアを買う感覚でミニチュアを買いに行ったらゲームにハマっていました。
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初回から長めな説明となりましたが、アナログゲームに興味を持っていただけたでしょうか? 次回からは、3回に分けて今回紹介した3種のゲームのそれぞれの始め方を紹介していきます。それではまた次回!!